第781回 世代トップを突っ走る小園の支えは「絶え間ない向上心」 小園海斗(報徳学園)2018年10月20日

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【目次】
[1]体を作った冬と確率を上げた春
[2]今までの悔しさを晴らし、悔いなく終われた夏
[3]トップチームでプレーすることを目指す

 2年生から侍ジャパンU18代表に選ばれ、今年のドラフト1位候補に挙げられている報徳学園小園 海斗。日本一のショートと呼び声の高い小園に甲子園やU18をはじめとする高校3年間の思い出や今後の目標について語ってもらった。

体を作った冬と確率を上げた春


インタビューに答える小園海斗(報徳学園)

 ――高校野球3年間お疲れ様でした。高校野球を終えて今はどんな気分ですか?

小園海斗(以下、小園):やっている時は気づきませんでしたが、終わってみたら早いなと思いました。

 ――3年間で思い出に残っている試合や大会はありましたか?

小園:やっぱり甲子園に2回出場できて、その中で打つこともできたので、甲子園での全試合は心に残っていると思います。

 ――昨年のセンバツに出てから今年の夏まで甲子園からは遠ざかっていましたが、昨年の夏から今年の春までは振り返ってみてどうでしたか?

小園:ずっと負けが続いていてチームも個人もどうすればいいのか全然わからなかったです。みんなで話をして、全員が夏に出るためにテーマを持って練習できたことが夏の大会に表れたと思います。

 ――冬はどういうテーマを持って練習に取り組んできましたか?

小園:体作りを重点的にやりました。体重を7㎏増やして73㎏から80㎏になりました。まだまだ足りないところはありますが、まずは自分が思っている理想の高校野球での体作りはしっかりできたと思います。

 ――体作りで一番頑張ったことは何ですか?

小園:一番頑張ったのは食事です。授業の合間の時間を使っておにぎりなどを食べたりしていました。


小園海斗(昨秋の明石商戦)

 ――体作りの成果はどこに出ましたか?

小園:スイングスピードが変わってきました。測ったことはないですが、感覚としては早くなったと思います。

 ――春の大会は振り返ってみてどうでしたか?

小園:近畿大会に出て夏に繋げようということでしたが、勝ちたいというだけになってしまっていて、冷静なプレーが全体的にできていなかったです。気持ちは大切ですが、それだけになって空回りしていたから勝てなかったと思います。それからの練習試合や紅白戦はしっかりとした野球をやろうというテーマを持ってやってきました。春から夏にかけての練習試合でチームが一番成長できたと思います。

 ――小園選手自身は春から夏にかけてどういう所を重点的に練習してきましたか?

小園:守備は自信があったので、そのまま確実性を上げられるような練習をしてきました。打撃でも率を残せるようにどんな球でも対応できるようにして、どの練習でも一球にこだわってきました。

 ――守備位置がかなり深いことで話題にもなりましたが、芝生の位置で守る意図は何ですか?

小園:上に行くとあの守備位置では守れないと思いますが、打球に入るまでの速さと守備範囲と肩には自信があったので、高校生相手ではあの守備位置でも守れると思ってあの守備位置で守っていました。

 ――深い位置で守ることのメリットとデメリットはありましたか?

小園:特にデメリットはなく、メリットはヒットゾーンが狭くなって、アウトにできる範囲が広くなりました。

【次のページ】 今までの悔しさを晴らし、悔いなく終われた夏

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プロフィール

辰巳涼介
小園 海斗(こぞの・かいと)
  • ポジション:遊撃手
  • 身長:178センチ79キロ
  • タイプ:右投左打
  • 報徳学園
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