第354回 千葉ロッテマリーンズ 清田 育宏選手【前編】「プロ入り6年目でレギュラー定着に導いたトレーニング術」2015年12月30日

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

【目次】
[1]1年間143試合、バテずにプレーができる体作りが基本
[2]清田選手が考える野球がうまくなるためのトレーニング
[3]なぜロングティーがおススメなのか?

 今シーズン、打率.317、15本塁打、67打点と1年間通して活躍した清田 育宏選手。そんな清田選手からトレーニングを取り組む上で大事な考え方と、高校球児へメッセージをいただきました。パワー、スピードを兼ね備えた野手になるための方法論、理論が満載です。

1年間143試合、バテずにプレーができる体作りが基本

 入団6年目を迎えた今シーズン。千葉ロッテマリーンズの外野手のレギュラーに定着した清田 育宏は、130試合に出場すると、自己最高の打率.317をマーク。さらに、15本塁打、67打点と長打を武器にチームの勝利に貢献した。それでも、清田は、パワーヒッターの言葉に謙遜(けんそん)する。

「僕はホームランをガンガン打つような選手を目指したいというよりも、二塁打を多く打てるような選手になりたいという目標があります。今年の15本というのは出来過ぎだと自分では思っていて、しっかり振って、右中間左中間に強い打球が打てればいいなと常に考えています」

 シーズンが終わってみれば打率.317と安定した数字を残したが、開幕前の今季の清田の目標は、もっと明快なものだった。

「絶対3割打ちたいとかホームランを2ケタ打ちたいとか、数字の目標ではなく、1年間1軍で試合に出続けたい!というのがシーズン最初の目標でした。そのために、1年間143試合、プレーできる体を作らなければならない。夏場でもバテず、周りの選手がバテたところでどれだけ伸びることが出来るかが1年間の成績につながってくると思っていたので、まずは、1年間戦力として出るということが目標でした」

 前年の2014年は、一軍出場24試合にとどまったが、ファームではプロ入り後、初の規定打席に到達した。そこで、1年間試合に出続けることで、必ず直面するバッティングの浮き沈みの際の結果の捉え方を自ら学んでいった。

「調子の良くない時期が、長期間続かなかったのは、1日1日考え方を変えて、ダメなら次、次、とやっていたのが良かったのかもしれません。2日間打てなくても、3戦目に2本打てばいいやとか。そういう感覚で打席に立てていたので、1年間数字を残せたのかなと思います」

 もちろん、一軍に上がってから活躍が続けられたのは、マインド面だけではない。先に清田が話していた「1年間143試合プレー出来る体作り」は欠かせない。
昨今の清田の体作りの取り組みとして、まずは、2月のキャンプ初日を1つの指標として、オフシーズンのトレーニング計画を立てていく。
初日から、全力でバットを振ることができる体、全力で走ることができる体に仕上げておく。そして、何より、キャンプの時期に「ケガをしない体にすること」が一番のトレーニングのテーマだと清田は話す。
そのためのトレーニング内容は至ってシンプルだ。

このページのトップへ

【次のページ】 清田選手が考える野球がうまくなるためのトレーニング

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する

プロフィール

大谷翔平
清田 育宏(きよた・いくひろ)
  • 千葉ロッテマリーンズ
  • 経歴:市立柏-東洋大-NTT東日本-千葉ロッテマリーンズ
  • ポジション:外野手
  • タイプ:右投右打
  • 身長体重:180センチ85キロ
  • 生年月日:1986年2月11日
  • 上記データは掲載時のものとなります。
【関連記事】
第1110回 プロを目指して名門街道を駆け抜けた。世界一を知る今江敏晃コーチ(PL学園OB)から球児たちへのメッセージ 【2020年インタビュー】
第33回 高校生必見!プロ野球選手が実践する家で出来るトレーニング!【俳優・吉村卓也連載コラム!スターを見つけ出せ!】
第1004回 地区予選から激戦の予感!千葉県春季地区予選の8ブロックの見所を徹底紹介!【大会展望・総括コラム】
第11回 「1位は奥川か佐々木、どちらにいくんでしょうか」スポーツライター・小関順二さんがロッテのドラフトを予想!【プロ12球団ドラフト分析2019】
第1057回 高校時代は藤平・石川に隠れる存在だった北山比呂(日本体育大学)はいかにしてプロ注目右腕になったのか? 【2019年インタビュー】
第91回 ファーム2冠で2020年飛躍の助走へ 安田 尚憲(千葉ロッテマリーンズ)【高校野球コラム】
第934回 春夏連続・松山聖陵か?今治西復権か?それとも済美3連覇か? 急成長選手多き愛媛、大混戦大会到来【愛媛大会展望】【大会展望・総括コラム】
第883回 習志野の元気印・根本翔吾!全力プレーで勝利と幸運を呼び込む! 【2019年インタビュー】
第856回 自分が走りやすいメンタル、感覚、アイテムを大事に 荻野貴司(千葉ロッテ)の走塁術【後編】 【2018年インタビュー】
第855回 ガムシャラさから脱力を追求 荻野貴司(千葉ロッテ)の走塁術【前編】 【2018年インタビュー】
市立柏 【高校別データ】
東洋大姫路 【高校別データ】
インタビュートップに戻る サイトトップに戻る

インタビュー