末尾2の年は何かが起こる



2021年の秋季都大会を優勝した国学院久我山

 帝京は、高橋 蒼人投手(1年)以外の投手が育つか。フルスイングが魅力の佐藤 大空外野手(2年)がいる修徳は、守りをどう修正してくるか。秋に力を出せなかったチームが多いだけに、そうした選手の復調次第で、春以降は質の高い試合が期待できる。そうした中でも、國學院久我山二松学舎大附関東一日大三という秋の4強が、優勝争いの中心にいるだろう。

 準決勝でまさかの5回コールドで敗れた日大三は、打線がいいだけに、矢後 和也投手(2年)以外の投手が育つかどうか。関東一は、秋は途中腰を痛めた成井 颯投手(2年)を含めた投手陣の立て直しが課題になる。

 秋優勝の國學院久我山は、イチローの指導を受けたことが大きい。もともと学習能力の高い選手が多いだけに、かなりの力になるはずだ。そして、センバツでどこまでやれるかは分からないが、その経験は、夏に向けての力になるに違いない。

 いまから40年前、現監督の市原 勝人投手擁する二松学舎大附は、秋季都大会準優勝ながらもセンバツに出場し、準優勝している。今回、センバツに出場できるかどうか分からないものの、いまのチームは、その時の雰囲気に似ている。そして50年前となる1972年のセンバツ決勝は、日大桜丘日大三の東京決戦だった。そして92年のセンバツでは、帝京が優勝。それ以来、東京からセンバツの優勝チームは出ていない。2012年のセンバツでは関東一が準決勝に進出。そこから東京勢のセンバツ4強はない。

 2002年のセンバツを除けば、東京勢が好成績を残している末尾2の年。2022年は当たり年だけに、健闘を期待したい。

(記事:大島 裕史)