目次

[1]花咲徳栄、西武台のキーマンは?
[2]追随する3校の命運を握る選手たち

 2020年の埼玉は投打ともにタレント揃いで、大きく盛り上がる1年となりそうだ。まず前編は2020年の埼玉のトップを走る6チームを紹介したい。

花咲徳栄、西武台のキーマンは?


 優勝した花咲徳栄は、昨年のようなスラッガー揃いの打線ではないが、やはり守備力、打撃力ともに高く、接戦に強い。
 高校通算47本塁打のスラッガー・井上 朋也が注目されるが、バットコントロールの良い中井 大我南 大輔浜岡 陸などコンタクト力は高く、さらに走塁意識も高い。

 また130キロ中盤の速球と変化球を駆使する技巧派・高森 陽生、右の本格派・鈴木朋也など投手力も悪くないが、投打ともにスケールのある選手が台頭すると、一気に戦力に厚みが出てくる。ただ打で圧倒するだけではなく、県大会準決勝・浦和学院相手にもロースコアを制するなど、接戦に強い。2015年から続く埼玉6連覇の可能性も高いチームだろう。

 準優勝の西武台川越東昌平など強豪校を破り、関東大会でも優勝した健大高崎に競り合いを演じた好チーム。見ていると駆け引きが優れた選手が多い。

 まずエース左腕・増田 優真は球速が120キロ台だが、スローカーブとつかったり、相手の裏をかく投球がうまい。その投球を実現しているのは正捕手・伊澤 走のリード。スローイングも堅実で、プレーを見ていると視野の広さを感じ、全体への指示もそつがない。

 また好打者・松木 光、1年生ながらスケール感がある大型外野手・深田翔太、2番打者ながら積極的な打撃がチャンスを作る主将・小松大空、抜群のフィールディング能力を持つショートストップ・横江諒と1人1人がそれぞれの強みを持っていて、見ていて楽しくなるチームだ。