第985回 【明治神宮大会】今年の明治神宮大会は打高投低?それでもポテンシャル、評価は高い14人の投手たち2019年11月14日

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

【目次】
[1]中京大中京の2枚看板に注目!
[2]防御率は悪くも潜在能力が高い投手が多いのが今大会の特徴

 11月15日から開幕する第50回記念 明治神宮大会。今回はどんな選手が注目なのか。紹介していきたい。

明治神宮大会
日程詳細・応援メッセージ
トーナメント表

中京大中京の2枚看板に注目!



中京大中京の高橋宏斗と松島元希コンビ

 昨年、奥川 恭伸星稜)をはじめ140キロ超えの好投手が多くいた大会だったが、今年は少し寂しいという声がある。というのは、今年の地方大会は全体的に打撃戦が多く、打高投低の傾向が強かった。例年同様、潜在能力は高い投手は多く、しっかりと噛み合えば活躍できる可能性を持った投手は非常に多い。

 その中で筆頭候補となるのは、高橋 宏斗中京大中京)。184センチ75キロと恵まれた体格から最速148キロのストレートを内外角に投げ分け、切れの良いスライダーを投じる本格派右腕。

 しかし、東海大会では防御率4.26と高橋の能力からすると物足りない。ただ、打たれた藤枝明誠戦、県立岐阜商戦ではストレートの走りは良く、1回戦の津商では7回被安打1、無失点の好投を見せており、しっかりとハマれば、神宮大会のヒーローになる可能性はある。

 また中京大中京の左腕・松島 元希は164センチと小柄ながら140キロ後半の速球を投げる速球派で、全国デビューに期待がかかる。この2人の力量は今大会でもトップクラスとということで冒頭で紹介をさせていただいた。



左から下慎之介、荻原吟哉、新地智也

 神宮大会開幕戦に登場する健大高崎は2人の好投手に注目。下 慎之介橋本 拳汰
 下は182センチから135キロ前後の速球、切れのあるスライダー、カーブ、チェンジアップを投げ分ける。準決勝の東海大相模戦では2失点完投勝利。強力打線・東海大相模を抑えた投球術は素晴らしいものがある。

 橋本は190センチの長身から繰り出す140キロの直球とスライダーで勝負する大型右腕。関東大会では無失点の好投を見せた。神宮大会でさらに評価をあげていきたい。

 また健大高崎と対戦する倉敷商は130キロ後半の速球を投げる1年生左腕・永野 司も楽しみな左腕である。

 初日の第2試合は星稜vs明徳義塾と、27年ぶりの対決。1992年夏、松井 秀喜の5打席連続敬遠で世間を騒がせたが、そういう背景もあり、平日ながら大きく盛り上がりそうだ。

 まず星稜は大型右腕・寺西 成騎は北信越大会で防御率1.59と好投を見せた。140キロ前後の速球と切れの良い変化球を投げ分け、北信越大会に続き好投を見せたい。またエースの荻原 吟哉も安定感抜群。140キロ近い速球と切れのあるスライダーをコントロール良く投げ分ける投球術は非常に高いレベルに達している。

 明徳義塾は左腕エース・新地 智也は130キロ前後の直球とスライダー、チェンジアップを巧みに投げ分ける技巧派。四国大会では防御率1.20、30回をなげて四死球0と抜群の安定感を発揮した。

【次のページ】 防御率は悪くも潜在能力が高い投手が多いのが今大会の特徴

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する
【関連記事】
健大高崎vs作新学院【2020年 練習試合(交流試合)・夏】
健大高崎vs松商学園【2020年 練習試合(交流試合)・夏】
第1026回 群馬の「2強時代」に終止符を。桐生第一はこの夏、強豪の矜持を取り戻す【野球部訪問】
第1013回 【西東京大会展望】早実vs八王子など1回戦から好カード続出!激戦区・西東京を制するのはどこだ?【大会展望・総括コラム】
第1010回 夏季愛知県大会展望 抜けて強い中京大中京に対して至学館、享栄、愛工大名電などがどこまで抵抗するか【大会展望・総括コラム】
第116回 交流試合の最注目株・中京大中京期待の「5人衆」をピックアップ!【高校野球コラム】
第114回 全国制覇の道は絶たれても、未来の一歩へ力強く踏み出そうとしている星稜【高校野球コラム】
第1142回 秋に台頭した報徳学園の核弾頭・三宅雄雅 覚醒の秘訣は「ツイスト打法」の習得 【2020年インタビュー】
第1141回 入学当初の実力は同学年でも下位。下慎之介(健大高崎)がドラフト候補左腕まで成長できた理由 【2020年インタビュー】
第1141回 大阪桐蔭戦で好投し、注目を浴びた193センチ右腕・達孝太(天理)。憧れはダルビッシュ有 【2020年インタビュー】
第1139回 センバツで見たかった世代屈指の剛腕・高橋宏斗(中京大中京)。なぜ圧倒的な投球をテーマにしているのか? 【2020年インタビュー】
第1137回 ノーステップ打法で打撃開花。世代トップクラスのショート・中山礼都(中京大中京)は選抜の活躍で夢叶える 【2020年インタビュー】
兵庫県選抜vs関西国際大【2019年 練習試合(交流試合)・秋】
大手前高松vs星稜【2019年 練習試合(交流試合)・秋】
慶應義塾大vs関西大【2019年 第五十回記念 明治神宮野球大会 大学の部】
片山 楽生(白樺学園) 【選手名鑑】
高橋 宏斗(中京大中京) 【選手名鑑】
中西 健登(国士舘) 【選手名鑑】
若杉 晟汰(明豊) 【選手名鑑】
健大高崎 【高校別データ】
倉敷商 【高校別データ】
国士舘 【高校別データ】
白樺学園 【高校別データ】
星稜 【高校別データ】
仙台育英 【高校別データ】
中京大中京 【高校別データ】
天理 【高校別データ】
明徳義塾 【高校別データ】
明豊 【高校別データ】

コメントを投稿する

プロフィール

河嶋宗一
副編集長 河嶋 宗一
  • 出身地:千葉県
  • ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
  • ■ 副編集長、またドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
コラムトップに戻る サイトトップに戻る

コラム