狭間 大暉選手 (明豊)
寸評
まだ公式戦での登板経験は少ないが、潜在能力の高さに関しては明豊投手陣の中ではナンバーワンと呼べる素材。2020年のドラフト候補に浮上する可能性は大いに持っている。 右上手から投げ込むストレートは常時135キロ前後で、ここぞという場面では130キロ後半の速球を投げ込む。非常に勢いがあり、まだまだ速くなる奥行きを感じさせる。そして横滑りするスライダーを投げ込む。 ただ細かいコントロールはなく、走者を出すと、安定感を欠くピッチングとなってしまう。 投球フォームもステップ幅が狭く、上半身をしっかりと旋回させて、胸を張って鋭く振り下ろす投球フォーム。上半身をうまく使い、リリースポイントをどう安定させるかがこの投手の課題ではないだろうか。ただ取材日のピッチング練習を見る限り、秋よりは安定感のある投球フォームとなってきた。 まずは選抜の舞台でどれだけ投げられるか見てみたい投手。急がず、焦らず、ゆっくりと階段を上り、最終学年で全国クラスの活躍を見せることを期待したい。
更新日時:2019.03.05