第893回 「令和最初」の地区王者目指し 坊っちゃんスタジアムが熱く燃える!2019年05月03日

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【目次】
[1]明徳義塾にも「新鋭1年生」登板か?
[2]高知・森木 大智のデビューは打者?投手?

高知・森木 大智のデビューは打者?投手?



森木大智(高知)と香川卓摩(高松商)

第3試合(13:30開始) 高松商(香川1位・13年ぶり19回目)vs高知(高知2位・2年ぶり27回目)

 1回戦最大の注目カードと言ってよいだろう。

 高松商は主将の飛倉 爽汰(3年・中堅手)が4月の練習試合で左足首じん帯損傷を負い全治2ヶ月、絶対的リードオフマンが不在なのは痛すぎるが、侍ジャパンU-18代表一次候補の香川 卓摩(3年・投手・165センチ62キロ・左投左打・東かがわリトルシニア出身)は、長尾 健司監督いわく「夏に向けて身体を作り直している」中にあっても4月末・富岡西との練習試合で最速を1キロ塗り替える142キロをマークするなど状態はまずまず。初戦の先発を指揮官が明言する中、侍ジャパン候補合宿の成果をどのような形で魅せるかに注目したい。

 一方の高知最大の着目点は、やはり背番号「20」の森木 大智(1年・投手兼中堅手・184センチ82キロ・高知中出身)の公式戦デビューがどのような形になるか。

 濵口 佳久監督は組み合わせ抽選会後「連投テストをした中で肩の張りが昨日(5月1日)の時点でまだある。2日に投球ができればリリーフでマウンドに上げるが、投球ができなければ代打から野手といった形になるかもしれない」と現状の起用構想を明らかにしている。

 焦る必要は全くないが、「香川vs森木」の投げ合いが見たいこともまた事実。その答えは当日のお楽しみとしよう。



浮橋幸太(富岡西)と村上滉典(今治西)

第4試合(16:00開始) 富岡西(徳島1位・3年ぶり3回目)vs今治西(愛媛2位・4年ぶり16回目)

 センバツ初戦では浮橋 幸太(3年・投手・174センチ78キロ・右投左打・阿南市立第一中出身)のクレバーピッチなので優勝した東邦(愛知)に大善戦した富岡西

 センバツ後は「紅白戦でも2年生vs3年生、レギュラー組vs控え組と組み合わせを変えながら進めている」とメニューキャプテンの中西 陽(3年・捕手・161センチ63キロ・右投右打・阿南市立羽ノ浦中出身)が明かした刺激策などで、「状況判断力をより効果的に行う」(小川 浩監督)レベルアップに取り組んでいる。

 その部分において「久しぶりの四国大会なので挑戦者として戦いたい」(大野 康哉監督)今治西の粘り強さに対峙することは彼らにとって最高のレッスン。春の愛媛大会ではしり上がりに状態を上げてきた最速140キロ左腕・村上 滉典(3年・投手・172センチ68キロ・左投左打・西条市立東予東中出身)に対する攻防が試合の趨勢を左右しそうだ。

 なお、大会2日目の4日(土・祝)は大会初日第1試合の勝者と第2試合の勝者が10時から、同じく第3試合と第4試合の勝者が12時半から準決勝を争い、大会最終日の5日(日・祝)10時からの決勝戦で令和最初の四国王者が決まる予定。四国野球の未来は坊っちゃんスタジアムでの高校球児たちの躍動から始まる。

文=寺下 友徳

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プロフィール

寺下友徳
寺下 友徳
  • 生年月日:1971年12月17日
  • 出身地:福井県生まれの東京都東村山市育ち
  • ■ 経歴
    國學院大學久我山高→亜細亜大。
    幼稚園、小学校では身長順で並ぶと常に一番後ろ。ただし、自他共に認める運動音痴から小学校入学時、早々に競技生活を断念。その後は大好きなスポーツに側面から関わることを志し、大学では応援指導部で4年間研鑽を積む。亜細亜大卒業後はファーストフード販売業に始まり、ビルメンテナンス営業からフリーターへと波乱万丈の人生を送っていたが、04年10月にサッカーを通じて知り合った編集者からのアドバイスをきっかけに晴れてフリーライター業に転進。07年2月からは埼玉県所沢市から愛媛県松山市へと居を移し、現在は四国地域を中心としたスポーツを追いかける日々を過ごす。
  • ■ 小学校2年時に福岡からやってきた西武ライオンズが野球と出会うきっかけ。小・中学校時代では暇さえあれば足を運んでいた西武球場で、高校では夏の西東京予選の応援で、そして大学では部活のフィールドだった神宮球場で様々な野球を体感。その経験が取材や原稿作成の際に「原体験」となって活きていることを今になってつくづく感じている。
  • ■ 執筆実績
    web上では『ベースボールドットコム』(高校野球ドットコム、社会人野球ドットコム、独立リーグドットコム)、書籍では『ホームラン』、『野球太郎』(いずれも廣済堂出版)、『週刊ベースボール』(ベースボール・マガジン社)など。『甲子園だけが高校野球ではない2』(監修・岩崎夏海、廣済堂出版)でも6話分の取材・文を担当した。

    さらに野球以外でもサッカーでは、デイリースポーツ四国3県(香川・高知・愛媛)版・毎週木曜不定期連載中の『スポーツライター寺下友徳・愛媛一丸奮闘記』をはじめ、「週刊サッカーダイジェスト」(日本スポーツ企画社)、『サッカー批評』、web『スポーツナビ』など多数媒体での執筆実績あり。また、愛媛県を熱くするスポーツ雑誌『EPS(ehime photo sports)』でも取材協力を行っている。
  • ■ ブログ:『寺下友徳の「四国の国からこんにちは」』■twitterアカウント@t_terashita
    ■facebook: http://www.facebook.com/tomonori.terashita
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