目次

[1]大阪桐蔭のブロックには旭川大高、高岡商など好投手擁するチームが集う
[2]智辯和歌山はいきなり近畿のライバル・近江と対戦

 8月5日から開幕する第100回全国高等学校野球選手権記念大会。史上最多の56校が登場する今大会は全国各地で精鋭が集結した。そんな今大会の見どころを紹介したい。

大阪桐蔭のブロックには旭川大高、高岡商など好投手擁するチームが集う


 史上初の2度目の春夏連覇を狙う大阪桐蔭(北大阪)は2日目の第2試合に登場。初戦で作新学院(栃木)と対戦する。大阪桐蔭は春以降、さらに隙がなく、強いチームになるべくかなりハードな練習試合をこなしてきた。春季近畿大会の翌日に日体大との練習試合、そして愛知遠征、香川遠征とタイトなスケジュールを乗り越え、選手は一段とたくましくなり、北大阪大会では圧倒的な大差で勝ち上がった。

 大阪桐蔭の強さを象徴したのが北大阪大会の準決勝・履正社戦だ。

 9回二死まで3対4と1点ビハインドの状況から4者連続四球で追いつき、6番・山田 健太の適時打で勝ち越しに成功。苦戦を制し、その勢いで決勝の大阪学院大高戦で23得点を挙げ、四季連続の甲子園出場を決めた。

 投手陣ではエース・柿木 蓮、二刀流・根尾 昂の状態は仕上がっており、チーム打率.446、8本塁打、70得点を記録した攻撃力は全国トップクラス。個人の能力の高さが注目されるが、失点を防ぐ守備力、投球も見逃せない。今年に入ってから3度対決した智辯和歌山の高嶋監督も「打ったと思った当たりをみんな捕ることができる。またバッテリーの頭が切れていて、うちなんか、打ったろって思ってるから、そのボール球を打つんですよ。その辺の心理を掴みながら投げるのがうまいんです」と舌を巻くほど。そんなチームを作るために西谷浩一監督は「今年の選手は1年秋から経験した選手が多く、2017年は春秋の甲子園、国体、春秋の近畿大会、神宮、そして大阪代表として台湾遠征とどこよりも濃密な経験をしてきました。その経験を生かしてほしい」と語っていたが、ここまで厳しい試合を制しているのを見ると、その経験を十分に生かしているといえる。さて投打で圧倒した北大阪大会の戦いを甲子園でも持続できるか。

 対する作新学院は8年連続の甲子園出場。公式戦6試合で7本塁打を記録した強打が持ち味。全国レベルで見ると、投手力に不安があり、打ち合いに持っていきたいところだ。

 大阪桐蔭の同ブロックには、初出場の沖学園(南福岡)、プロ注目の好投手・沼田 翔平擁する旭川大高(北北海道)、最速148キロ左腕・山田 龍聖擁する高岡商(富山)、10年ぶりの出場となった佐賀商(佐賀)にも145キロ右腕・木村 颯太と、投手力が高いチームが多いのが特徴だ。