
[1] 木更津総合の課題は各投手の底上げ しかし序盤から息が抜けない相手ばかり
[2] 千葉学芸、千葉明徳、東海大市原望洋が集結したブロックは激戦区
[3] 千葉黎明ブロックには成田、銚子商、多古と第6ブロックの実力校が集結
戦国千葉2018がいよいよ始まる。第100回 東西千葉大会の組み合わせが決まった。まず東千葉を展望していく。今年は打力が高いチームが多いことが特徴で、また東西に分けられたことで逆に、実力校の潰しあいは多くなり、熾烈度が増している。その証拠に今年は初戦から好カードが続出する大会となっている。そんな東千葉の見どころを紹介したい。
木更津総合の課題は各投手の底上げ しかし序盤から息が抜けない相手ばかり

根本太一(木更津総合)
木更津総合は明聖vs成東の勝者と対戦。強打の核弾頭・東 智弥、スラッガー・野尻 幸輝、攻守の要・山中 稜真を中心とした打線は強力で県大会・関東大会で好投手を攻略してきた。一方、投手陣は白井 竜馬がサイドに転向して安定感が増した。関東大会準決勝で登板した根本 太一など各投手の底上げが連覇の条件といえるだろう。
成東は、県大会初戦で千葉黎明を対戦し、接戦を演じた好チーム。小技を駆使した野球は、戦いにくいと思わせるチームだ。また、同ブロックには実力校が集う。
検見川は投げては130キロ中盤、打っては一発を秘める平良 虹凱が軸。また平良以外の選手の打力も高く、打撃戦に持ち込むのが得意なチームだ。また好投手・行木 俊擁する横芝敬愛は稲毛と対戦。行木は夏まで順調に状態を仕上げて、初戦に挑みたい。
Cシード・幕張総合は近年、実力をつけてきた公立校。120キロ後半の速球、変化球を巧みに投げ分ける左腕・大須賀 拓歩、135キロ右腕・多部田 壮平の2枚看板と木更津総合戦で満塁本塁打を放った鶴岡 孝太と、好選手が揃う。その幕張総合の初戦の相手は姉崎と大原の勝者である。