高校野球ドットコム座談会 「今年の滋賀はシード、ノーシードの戦力差はほとんどなし!」
組み合せ展望をチェック!
28日、第99回京都大会の組み合わせ抽選会を行われた。今回も、副編集長・河嶋宗一がMCとなって、近畿地区を主に取材する松倉雄太さんと、高校野球レポーター・芹さんをお招きし、今年の滋賀の勢力図について語りました。今回も対談の内容の動画を見ていただき、動画で語り切れなかったところ、補完したところをコラムを読んでいただければと思います。
シード校の初戦の相手は?
後藤 克基(滋賀学園)
松倉さんの評価も高い滋賀学園。今年はノーシードからのスタートだが、戦力層は非常に厚い。甲子園で好投を見せた棚原孝太、光本 将吾、宮城 滝太と3人の好投手を揃える。あとはエース神村月光の復活がカギとなる。またその投手陣を束ねる後藤 克基捕手の働きが重要となる。その初戦の相手は、彦根翔陽・翔西館。エース・北川 広真、スラッガー・羽根 龍司など個性派ぞろいのチーム。昨秋は県大会ベスト4に入っており、初戦から厳しい戦いとなった。
ベスト4で、昨夏甲子園出場の近江は、投打でセンスがある香水 晴貴、2年生スラッガー・北村 恵吾と力のある選手が揃う。初戦の相手は、米原と対戦する。夏の大会までどこませ戦力を整備するのか、楽しみだ。
増居翔太(彦根東)
春優勝の彦根東は、近畿大会ベスト4まで勝ち進んだ実力校。注目は2年生の本格派左腕・増居翔太。伸びのある直球を武器に近畿大会でも好投を見せた。センスが溢れ、近畿大会の龍谷大平安戦では、投手ゴロを背面で捕ろうとしたことも。優勝候補として期待がかかる彦根東の初戦の相手は、彦根工と対戦する。
ベスト4の伊吹は、長身左腕・木田亮平がキーマン。初戦の相手は虎姫。虎姫は投打の柱・奈須 峻佑、長打力のある脇坂 南斗など粒ぞろい。守り勝つ野球でシード校・伊吹に挑戦する。
準優勝の草津東は、守備力が高く、粘り強い試合運びで勝ち上がってきた。初戦の相手は春ベスト16の水口東。村田 潤平監督の監督就任を機に、一気にまとまりを見せただけに、侮れない存在だ。
シード校、ノーシード校との実力差はほとんどなく、今年も、激しい滋賀を制するのはどこか?大会は7月9日に開幕する。
(文・構成:河嶋 宗一)