勝負のポイントは3つ!早稲田実業vs日大三!!本日の東京都決勝戦の見どころはどこ?
本日3日、ついに秋季東京都高等学校野球大会は決勝戦を迎える。注目の清宮幸太郎擁する早稲田実業、そして日大三の対決は、全国の高校野球ファンから大きな注目を集めている。今日は、この一戦に加えて、近畿大会準決勝2試合も高校野球ドットコムで速報していきます!!
【3日の速報カード】
(各試合のリンク先で試合開始後、速報が始まります)
10:00開始 大阪桐蔭vs神戸国際大付
12:30開始 履正社vs滋賀学園
14:00開始 早稲田実業vs日大三
ここで、早稲田実業vs日大三の決勝戦カードの見どころをポイントを一気に紹介していきたい。
【ポイント1・日大三は都大会5試合で8本塁打の超強力打線!】
今回の決勝戦。清宮幸太郎擁する早稲田実業が、超強力打線の日大三に挑戦する構図となるだろう。
日大三は東京都大会5試合で8本塁打。決勝戦で猛打が爆発すればチームの大会通算二桁本塁打を達してもおかしくない勢いだ。今年は全国的に強打のチームが多いが、日大三の長打力も、もちろん全国トップクラスだ。
では、日大三の打線の中心にはどんな選手がいるのか?トップバッターの井上大成はここまで3本塁打を放っている。井上は打撃技術が高く、ツボに入ったらどこまでも飛ばせる選手で、高山俊(阪神)を彷彿させる強打者。一番警戒しなければならない。また、主軸であり、主力投手でもある櫻井 周斗は本塁打も量産できる左の強打者。さらに、東大和南戦で豪快な本塁打を放った比留間 海斗。193センチ101キロの大型スラッガー・金成 麗生、中学時代、U-15代表を経験している強打の捕手・津原 瑠斗。控えに座っている溝口耕平も185センチ91キロのスラッガー。つまりどこからでも本塁打を打てる選手が揃っているのである。
【投手陣は140キロ台の速球と縦スライダーで三振を量産する櫻井に要注意!!】
一方、投手陣も強力で、背番号8を付けた櫻井はこのままいけば、関東地区を代表する速球派左腕になってもおかしくない逸材。1回戦の駒大高で13奪三振、無失点の快投。その後、櫻井は準決勝では強打の都立日野に対しても、7回10奪三振の快投を披露した。140キロ台の速球に加え、縦割れするスライダーはまさに脅威で、早稲田実業打線も苦労するに違いない。またリリーフの田口 仁平も威力ある速球とスライダーが武器で、岡部 仁も速球とスライダーのコンビネーションがウリの右投手だ。しかし、決勝の相手は、早稲田実業だ。大観衆が見守る中でプレーするのは大きな重圧がかかるはず。そこに負けない精神力が日大三の選手たちに試される一戦ともなりそうだ。
【清宮幸太郎は平常心で打席に立てるのか??】
ここまで早稲田実業は関東一、国士舘といった強豪を破ってきたが、最後の最後に、最も強い相手と対戦することになる。
早稲田実業は、はたしてどう戦えばいいのか?結論としては、打ち勝つしかない。そのためには、ここまで3試合続けて本塁打なしの清宮幸太郎が自分の打撃を取り戻すことができるかがカギとなる。清宮はボールを捉える技術、甘い球を逃さない能力はピカイチで、ライナー性の打球をバックスクリーンに打ち込むパワーがある。しかし打ち取られる打席を見ると高めのボール球など不用意なボール球に手を出してしまうケースが多い。これは技術的なものではなく、心理的な問題である。日大三バッテリーからすれば、清宮を迷わせる配球をさせたいところで、清宮はその誘いに乗らず、ひたすら自分の球を待つことが大事になる。
清宮が不発の中でも勝てたのは前後の打者が当たっていることが大きい。巧打の外野手・福本翔、国士舘戦で本塁打を放った1年生スラッガー・野村大樹や、5番を打つ小西優喜、6番で1年生捕手で攻守で伸び盛りの雪山 幹太、打ちだしたら止まらない巧打の二塁手・7番橘内 俊治、などが好調。簡単に流れを切らさない攻撃ができたことが決勝進出の要因だ。日大三投手陣を攻略するのは容易なことではないが、ここを打ち崩すことができれば、全国でも戦える手ごたえはつかめるはずだ。
投手陣は1年生右腕・中川広渡、エース・服部雅生が力投を見せてきたが、彼らが自分たちのピッチングに専念するには序盤でどれだけリードを奪えるかがポイントになる。
はたして、秋の東京を制するのはどちらのチームか?高校野球ドットコムでは、試合経過をすべて速報します!
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