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第629回 静岡に新たな風を吹かせる!バッテリーを軸に一戦必勝で戦い抜く! 駿河総合(静岡)【後編】2019年07月21日

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[1]バッテリーの守備強化が一番の課題
[2]紅林弘太郎誕生秘話く

 近年の高校で、新しい取り組みとして期待を担っているのが総合学科のある学校だ。学校としては部活動にも説教的に働きかけていき、実績を挙げていっているところも少なくない。静岡県内ではそんな学校の一つとして駿河総合がある。今年は、ドラフト指名選手も誕生するのではないかという期待もある。チームも質の高い練習で成果を上げてきつつある。静岡県で新しい風を吹かせている駿河総合を訪ねてみた。

前編はこちらから!
総合学科の学校として新しい形の文武両道に挑む 駿河総合(静岡)【前編】

バッテリーの守備強化が一番の課題



駿河総合の渡辺光君

 キャッチボールとトスバッティングを終えると、すぐにシートについてのボール回しから守備練習となっていく。投手も入れてのシートノックは丁寧で、ことにマウンド周りのボール処理の練習と、いわゆる3~1のプレーと呼ばれている、一塁寄りのゴロで投手が一塁ベースへ走っていくという投内連係の練習も何度も繰り返された。さらには、捕手のショートバウンドボールや暴投のフォローアップから次塁進塁を阻止するための捕球~送球練習はかなり入念に、繰り返し繰り返し行われた。こうした、バッテリーの守備強化を一番の課題として取り組んでいる。

 「捕手の送球プレーというのは、必ずそこに走者がいるということですから、その走者の塁を進めてしまうか止められるのかということは、試合の局面でも大きな要素となっていきます。そのことで、試合を落としてしまうということもありますから、特にここは徹底しておかないといけません」 やはり、守りで崩れて行ってはいけないという考え方が根底にある。捕手陣に求められるのは、肩の強さもさることながら、ボールを後ろにそらさないという身体を張ってでも止めていくという基本姿勢である。

 1時間ほどのシートノックが終了するとすぐにシート打撃となる。シート打撃は実戦に最も近い練習でもあり、今の時期の一つひとつの打席はとても大事になってくる。この日は、たまたま首都大学の明星大でプレーを続けている吉田幸晟投手が教育実習生として母校へ来ていたのでマウンドに立った。大学リーグでも投げているだけに、選手たちにとってはとてもありがたい練習相手と言える。

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駿河総合 【高校別データ】
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プロフィール

手束仁
手束 仁
  • 生年月日:1956年
  • 出身地:愛知県
  • ■ 経歴
     愛知県知多市出身。半田高→國學院大81年卒。大映映像事業部など映像会社で、映画・ビデオなどの販売促進、営業等を経て、編集プロダクションに10年勤務後独立。
     99年に『熱中!甲子園』(双葉社)を仕掛け、を刊行。同年に『都立城東高校甲子園出場物語~夢の実現』(三修社・刊)で本格的にスポーツ作家としてデビュー。99年12月に、『アンチ巨人!快楽読本』(双葉社)を企画編集・執筆。その後、『ふたりの勇気~東京六大学野球女子投手誕生物語』、『高校野球47の楽しみ方~野球地図と県民性』(三修社)などを相次いで刊行。さらに話題作となった『甲子園出場を目指すならコノ高校)』(駿台曜曜社)、『野球県民性』(祥伝社新書)、『プロ野球にとって正義とは何か』、『プロ野球「黄金世代」読本』、『プロ野球「悪党」読本』(いずれもイースト・プレス)などを刊行。
     さらには『高校野球のマネー事情』、『スポーツ(芸能文化)名言』シリーズ(日刊スポーツ出版社)、『球国愛知のプライド~高校野球ストーリー』などがある。
     2015年には高校野球史を追いかけながら、大会歌の誕生の背景を負った『ああ栄冠は君に輝く~大会歌誕生秘話・加賀大介物語』(双葉社)を刊行し18年には映画化された。

     スポーツをフィルターとして、指導者の思いや学校のあり方など奥底にあるものを追求するという姿勢を原点としている。そんな思いに基づいて、「高校生スポーツ新聞」特派記者としても契約。講演なども國學院大學で「現代スポーツ論」、立正大で「スポーツ法」、専修大学で「スポーツジャーナリズム論」などの特別講師。モノカキとしてのスポーツ論などを展開。
     その他には、社会現象にも敏感に、『人生の達人になる!徒然草』(メディア・ポート)、『かつて、日本に旧制高等学校があった』(蜜書房)なども刊行。文学と社会風俗、学校と教育現場などへの問題提起や、時代と文化現象などを独自の視点で見つめていく。 そうした中で、2012年に電子メディア展開も含めた、メディアミックスの会社として株式会社ジャスト・プランニングを設立。新たなメディアコンテンツを生み出していくものとして新たな境地を目指している。
  • ■ 著書
    都立城東高校甲子園出場物語~夢の実現』(三修社) 
    甲子園への助走~少年野球の世界は、今』(オーシャンライフ社)
    高校野球47の楽しみ方~野球地図と県民性』(三修社)

    話題作となった
    甲子園出場を目指すならコノ高校(増補改訂)』(駿台曜曜社)
    スポーツ進学するならコノ高校
    東京六大学野球女子投手誕生物語~ふたりの勇気』(三修社)
    三度のメシより高校野球』(駿台曜曜社)
    スポーツライターを目指す人たちへ~江夏の21球の盲点』(メディア・ポート)
    高校野球に学ぶ「流れ力」』(サンマーク出版)
    野球県民性』(祥伝社新書)
    野球スコアつけ方と分析』(西東社)
    流れの正体~もっと野球が好きになる』(日刊スポーツ出版社)NEW!
  • ■ 野球に限らずスポーツのあり方に対する思いは熱い。年間の野球試合観戦数は300試合に及ぶ。高校ラグビーやバレーボール、サッカーなども試合会場には積極的に顔を出すなど、スポーツに関しては、徹底した現場主義をモットーとしている。
  • ■ 手束仁 Official HP:熱中!甲子園
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