第527回 ブレずに歩み続けた先に甲子園の扉が開く! 橿原学院(奈良)【後編】2018年12月24日

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【目次】
[1]自分で考えて行動し続けることが正解への最短ルート
[2]鍵は軸足にあり
[3]ベスト4常連、それこそが甲子園の扉を開く

 前編では、智辯学園から大阪体育大に進んだ谷車竜矢監督が、橿原学院ではどんな指導をされているのか、指導方法や理論について話を伺いました。後編では、理想とするチーム像からどんな練習をしているのか、そして春の目標を語ってもらいました。

 紙一重を極めた先に待つ聖地! 橿原学院(奈良)【前編】

自分で考えて行動し続けることが正解への最短ルート



ノック中の様子

 「10対0で勝つ」

 それが理想だと谷車監督は考える。それを実現するためには打力強化が一番大事だと考えてしまうが、さらに話をしていくと、意外な言葉を聞くことができた。

 「『ピッチャーは何を打たれたら嫌だろう』とか『バッテリーは何を考えているだろう』などの考え方の部分を大事にしました。」

 今のチームは元々打力ある選手が多いこともあり、振る力などのベース部分には問題がなかった。だからこそ選手たちには技術ではなく、打席の中での考え方が必要だったのだ。
「練習試合は練習ですので、打席が終わった後に『どうして今こうなった?』と話をしてその場で教えています。」

 この秋は県大会の初戦で敗れた分、多くの練習試合を組むことができ、試合中は一切サインを出さず、選手が試合でやりたいことを全部任せてみた。盗塁をしたければ盗塁すればいいし、初球から打ちたかったら初球から打てばいい、と失敗してもいいから思い切ってプレーができるような環境にした。

 のびのびとやった中で得られたことを、その場ですぐに反省会を開くことで吸収する。この積み重ねが正解に近づく近道であり、その道を一歩一歩前進するためには、自分で考える習慣をつけ、練習から前向きに取り組む姿勢が必要なのである。

 ただ考え方の以前に振る力などベース部分が劣っている場合は、バットを振るようにして、しっかりと振る力を付けさせている。
 力をつける際に、マスコットバットを使って筋力をつけるのはどの学校でも普通のことだ。だが、谷車監督は試合の時のマスコットバットの使い方を問題視している。

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