第235回 高校生ナンバーワンスラッガー・石川を筆頭に今年の内野手は粒揃い!【厳選15内野手リスト】2019年10月12日

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   

 高校生投手、高校生捕手に続き、今回は内野手の逸材を紹介。今年はスラッガー、ショートストップに逸材が集結しており、見ごたえのある顔ぶれとなっている。高校野球ドットコム編集部が厳選した15人の逸材を紹介!

投手編はこちらから!
今年のドラフトでマークすべき高校生投手たち!【厳選13投手リスト・前編】
実力派左腕カルテットや地方に潜む速球派右腕など今年の高校生投手は粒揃い!【後編】

捕手編はこちらから!
今年の高校生捕手は東妻、山瀬、水上など逸材揃い!【厳選12捕手リスト】

ショートに逸材揃い!



上野響平と石川昂弥

 今年の高校生野手でナンバーワンの評価を受けているのが石川 昂弥だ。185センチ87キロの石川はグラウンドに立てば、ひときわ目立ち、高校通算55本塁打の長打力、強肩を生かした三塁守備、盗塁センスも高く、総合力が高い。55本塁打の中身を見ていくと、重要な場面で打った本塁打が多く、その一例として、センバツ決勝戦の2本塁打、ワールドカップのパナマ戦で貴重な3ランを放ち、スカウトの評価も高い。

 ワールドカップ後はNPBの各球団から調査書が続々と届いている。石川はワールドカップの活躍で自信となった内角打ちを磨いている。今年のドラフト候補では数少ない守れるスラッガー・石川を1位で指名する球団は現れるか?

 その石川に追随する強打の内野手は黒川 史陽智辯和歌山)だ。入学当時から高嶋仁前監督から素質の高さを絶賛されたスラッガーは順調に素質を伸ばしてきた。高校通算34本塁打の長打力、打撃技術は数字以上に素晴らしい。木製バットを使った国体では9打数7安打の活躍を見せた。
 そして主将としてチームを常に鼓舞してきたキャプテンシーや二塁守備も高く評価できる。

 今年の遊撃手に逸材が集まる。守備力ではナンバーワンと呼べるのが、上野 響平京都国際)だろう。グラウンドを縦横無尽に駆け回り、三遊間の深い位置の打球も軽々追いつき、ダイレクトスローでアウトにする姿は高校生の枠を超えている。
 また、上野に匹敵するのが近藤 大樹西日本短大附)。近藤も安定感があり、三遊間へ打球が飛んでも追いついて、自慢の強肩でアウトにする。

 U-18代表の武岡 龍世八戸学院光星)はアクロバックな守備を見せるわけではないが、基本忠実な守備ができるショートストップ。だからミスが少ない。肩も強く、多くのアウトを演出するので、安心感がある。打撃も、京田 陽太(中日)に似たメカニズムで、広角に安打を量産する。



韮澤雄也

 同じくU-18代表の韮沢 雄也花咲徳栄)はワールドカップでは一塁手だったものの、守備範囲が広く、強肩が光る遊撃守備は一級品。ワールドカップでは代表最多の10安打を放ち、140キロ以上の投手と対戦しても、次々と安打を量産する打撃技術は魅力的だ。

 そして千葉県ナンバーワンショート・長岡 秀樹八千代松陰)も、体幹をうまく使ったスイングで、140キロ台の速球も本塁打にできて、スピードと強肩を兼ね備えた守備が素晴らしい。

 惜しくも甲子園を逃したが、熊本大会準優勝の九州学院の遊撃手・川野 涼多は攻守ともにバランスがとれた遊撃手。川野の強みはスイッチヒッターでどちらも巧打、長打を打てること。守備もヒット性を阻止する守備範囲の広い守備が魅力だ。

 U-18代表の遠藤 成東海大相模)は高校通算45本塁打の強打の遊撃手。投手としても最速145キロをマークする強肩にも注目。動作的に三塁手タイプだが、次のステージではフットワークを磨いてプロでも内野手ができる実力を身につけていきたい。

 長崎県屈指の遊撃手として注目された柏木 寿志九州文化学園)は攻守の力量の高さだけではなく、チームでは主将、学校では生徒会副会長を務め、人望の厚さが魅力の選手だ。

 また、佐賀県屈指の遊撃手・済木 龍輝佐賀商)も提出している。興南の遊撃手・勝連 大稀も、バットコントロールが長けた打撃とスピーディかつ判断力が長けた遊撃守備、高い走塁技術が魅力。

 紅林 弘太郎駿河総合)は、今年のドラフト候補に挙がる遊撃手では数少ない大型遊撃手。木製バットでも長打が打てて、肩も非常に強い。ただ動きを見ると、将来的には三塁手向きの選手だろう。
 そして愛知では県を代表する遊撃手・澤野 聖悠)は独特のスイング軌道から長打、本塁打を量産する。

 島根県を代表する大型遊撃手・田部 隼人開星)もこの夏、2本塁打を記録したパワフルな打撃は高く評価されている。

 最終回ではスラッガーが多い高校生外野手の候補を紹介します。

投手編はこちらから!
今年のドラフトでマークすべき高校生投手たち!【厳選13投手リスト・前編】
実力派左腕カルテットや地方に潜む速球派右腕など今年の高校生投手は粒揃い!【後編】

捕手編はこちらから!
今年の高校生捕手は東妻、山瀬、水上など逸材揃い!【厳選12捕手リスト】

(記事=河嶋 宗一

この記事についてTwitterでつぶやく この記事についてFacebbokに投稿する
【関連記事】
第1230回 強打の花咲徳栄を支える技巧派エース・高森陽生。レベルアップの鍵となったのは指先と体重移動だった 【2020年インタビュー】
花咲徳栄vs大分商【2020年甲子園高校野球交流試合】
八千代松陰vs四街道【千葉県 2020年夏の大会 2020夏季千葉県高等学校野球大会 地区トーナメント】
智辯和歌山vs日高【和歌山県 2020年夏の大会 高校野球和歌山大会】
智辯和歌山vs市立和歌山【和歌山県 2020年夏の大会 高校野球和歌山大会】
第1224回 持ち味は高校生レベルを超えたスピード感あふれるプレー 巧打者・細川凌平(智辯和歌山)が掲げるビジョン 【2020年インタビュー】
第1223回 世代トップクラスの剛腕・小林樹斗(智辯和歌山)は昨夏の米子東戦以上のインパクトのある投球を見せることができるか 【2020年インタビュー】
京都国際vs塔南【京都府 2020年 令和2年度 夏季京都府高等学校野球ブロック大会】
第1014回 激戦の夏季京都大会を展望!ドラフト候補・奥村、早、山下など注目スラッガー多数!【大会展望・総括コラム】
第10回 甲子園とは違う緊張をプロで味わった島袋 洋奨さん(興南出身)が贈る球児たちへのメッセージ【甲子園のヒーローに会いに行く】
第9回 史上6校目となった春夏連覇を成し遂げた島袋洋奨さん(興南出身)が語った偉業達成の裏側【甲子園のヒーローに会いに行く】
第1174回 守備は甲斐拓也。打撃は鈴木誠也。京都屈指の強肩捕手・釣寿生(京都国際)の描く理想像【後編】 【2020年インタビュー】
第1011回 【夏季沖縄県大会展望】中部商、沖縄尚学、沖縄水産が同ブロックに!参加校数59校の頂点に立つのは?【大会展望・総括コラム】
第1174回 高校通算25本塁打の強肩強打の捕手・釣寿生(京都国際)。キャッチャーとして大成するヒントになったステップ【前編】 【2020年インタビュー】
第1014回 早、釣のドラフト候補だけではなく、全学年に逸材が揃う京都国際。そして選手の個性を引き出すスタッフ陣にも注目!【後編】【野球部訪問】
石川 昂弥(東邦) 【選手名鑑】
遠藤 成(東海大相模) 【選手名鑑】
黒川 史陽(智辯和歌山) 【選手名鑑】
近藤 大樹(西日本短大附) 【選手名鑑】
武岡 龍世(八戸学院光星) 【選手名鑑】
長岡 秀樹(八千代松陰) 【選手名鑑】
韮沢 雄也(花咲徳栄) 【選手名鑑】
開星 【高校別データ】
九州学院 【高校別データ】
九州文化学園 【高校別データ】
京都国際 【高校別データ】
興南 【高校別データ】
佐賀商 【高校別データ】
駿河総合 【高校別データ】
智辯和歌山 【高校別データ】
東海大相模 【高校別データ】
西日本短大附 【高校別データ】
八戸学院光星 【高校別データ】
花咲徳栄 【高校別データ】
誉 【高校別データ】
八千代松陰 【高校別データ】

プロフィール

河嶋宗一
副編集長 河嶋 宗一
  • 出身地:千葉県
  • ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
  • ■ 副編集長、またドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
コラムトップに戻る サイトトップに戻る

コラム