日大三島(東海地区代表)エース松永が投打の軸 永田監督就任後、初の全国の舞台
東海地区代表:日大三島(静岡)初出場
初出場となる日大三島
チームデータ
代表決定までの経過
試合日 | 試合 | 得点 | 失点 | 対戦校 | 勝敗 |
---|---|---|---|---|---|
11月7日 | 東海大会 決勝 | 6 | 3 | 聖隷クリストファー | 〇 |
11月6日 | 東海大会 準決勝 | 10 | 5 | 大垣日大 | 〇 |
10月31日 | 東海大会 準々決勝 | 5 | 2 | 津商 | 〇 |
10月3日 | 静岡県大会 決勝 | 7 | 2 | 聖隷クリストファー | 〇 |
10月2日 | 静岡県大会 準決勝 | 5 | 2 | 静岡 | 〇 |
9月25日 | 静岡県大会 準々決勝 | 10 | 9 | 掛川西 | 〇 |
9月23日 | 静岡県大会 3回戦 | 11 | 0 | 三島北 | 〇 |
9月19日 | 静岡県大会 2回戦 | 10 | 1 | 藤枝北 | 〇 |
8月28日 | 東部地区 代表決定戦 | 3 | 2 | 三島南 | 〇 |
8月21日 | 東部地区 2回戦 | 5 | 3 | 富士宮北 | 〇 |
登録選手 ※秋季東海大会より
背番号 | 氏名 | 学年 | ポジション | 投 | 打 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 松永 陽登 | 2 | 投手・右翼 | 右 | 左 |
2 | 野田 優磨 | 1 | 捕手 | 右 | 右 |
3 | 池口 奏 | 1 | 一塁 | 右 | 左 |
4 | 杉山 憲一朗 | 1 | 内野手 | 右 | 右 |
5 | 京井 聖奈 | 2 | 投手 | 右 | 左 |
6 | 吉川 京祐 | 2 | 遊撃 | 右 | 右 |
7 | 松本 彪之介 | 1 | 外野手 | 右 | 左 |
8 | 寺﨑 琉偉 | 1 | 中堅 | 右 | 左 |
9 | 野口 央雅 | 2 | 左翼 | 左 | 左 |
10 | 加藤 大登 | 2 | 外野手 | 右 | 右 |
11 | 島田 誠也 | 2 | 外野手 | 右 | 右 |
12 | 相原 礼音 | 1 | 三塁 | 右 | 右 |
13 | 山口 琉聖 | 2 | 内野手 | 右 | 右 |
14 | 長谷川 凌生 | 1 | 内野手 | 右 | 左 |
15 | 永野 陽大 | 1 | 二塁 | 右 | 右 |
16 | 松下 夢我 | 1 | 投手 | 右 | 右 |
17 | 栗原 優汰 | 2 | 外野手 | 右 | 左 |
18 | 野田 竜馬 | 2 | 捕手 | 右 | 右 |
19 | 髙森 耀平 | 2 | 外野手 | 右 | 右 |
20 | 佐野 慎之助 | 2 | 投手 | 右 | 右 |
チーム紹介
日大三島・松永 陽登君
東海大会では、毎試合に2打点以上を挙げた4番の松永 陽登(2年)の存在感が光った。チャンスに確実にタイムリーを放っていく勝負強さは、チームの大黒柱としては文句ない活躍だった。エースナンバーも背負っているが、投手としては、スピードがあるとか圧倒的な力があるというワケではないものの、ここというところできっちりと抑えていくのはさすがだった。東海大会で、頂点までたどり着けたことで、さらに自信を持っていきながら、明治神宮大会に挑んでいくであろう。
そして、その松永の活躍に引っ張られるように、他の選手たちも試合を重ねていくごとに、それぞれの力を示していく結果を出していた。「投手を中心として、守りでリズムを作りながら攻撃につなげていく」という戦い方をモットーとしているが、県大会、東海大会を通じて十分にチームとしての特徴は示せたといっていいであろう。
報徳学園で全国制覇の実績もある永田 裕治監督は、「今の2年生は、私と一緒に学校に入って来ているわけですから、私としては、最初は誰がどれだけの能力があって、どんな場面で何ができるのかということはわからないままやってきました。それでも、試合を重ねていくうちに、選手たちの可能性や能力もだんだんわかってきました。関西の子たちに比べて選手たちは大人しいんですけれども、ここへ来てようやく自己主張してくれるようになってきたかな」と、徐々に永田イズムがチームにも浸透してきているようだ。「はっきり言って、選手がこれだけ伸びていくとは思っていませんでした。高校生っていうのは素晴らしいですね。正直、これだけの結果を残せたことにビックリしています」と言うように、日大三島のチームそのものが大会を戦っていきながら成長していっていったといっていいであろう。そのことは、指揮官も手に取るように感じていた。
投手陣としては、もちろんエースナンバーの松永が中心だが、東海大会決勝では、背番号5の京井 聖奈が先発した。途中で松永のリリーフを仰ぐことにはなったものの、十分に試合を作れるということは証明できたのではないだろうか。投手陣を含めて、チームとしてもまだまだ発展途上というところなので、明治神宮大会で全国トップレベルの相手と戦っていくことで、さらなる飛躍が期待できそうだ。
(文・手束 仁)