西日本短大付(福岡)「目指すは10回戦って10回勝つチーム!」
10試合やって10回勝つチームで甲子園へ
チームメイトのために精一杯腕を振るバッティングピッチャー
■1992年には全国制覇も経験の名門!
福岡県八女市にある西日本短大附は1962年に創設された私立高校。新庄剛志(元日本ハムなど)や小野郁(楽天)など多くのプロ野球選手を輩出する野球の強豪校として知られている。甲子園には春1回、夏5回の出場経験があり、1992年夏には森尾和貴の力投で全国制覇を成し遂げた。
最後に甲子園に出場したのは2010年夏。秋は福岡大会準々決勝で九州国際大付に1対2で惜しくも敗れた。冬のトレーニングで力を付けて名門復活を誓う。
■西日本短大付野球部の紹介
現在は2年生21名、1年生28名で活動している。今年のチームのウリを「チームワーク、守備力、勢いに乗ると止まらない打線」と紹介してくれた近藤大樹主将。甲子園で勝つことを目標にトレーニングを重ねている。「全員でコーチの息子の誕生日プレゼントを近くのショッピングモールへ買いに行ったこと」を思い出深いエピソードに挙げるなどチームワークは抜群だ。
■新チームで活躍した選手は?
近藤は新チームがスタートしてから活躍した選手に神宮隆太(2年)と山下大輔(2年)の名前を挙げる。神宮は神村学園戦で2本塁打、山下は九州国際大付戦を自責点1で完投と強豪校相手での活躍が目立った。
荒木克慶と川本勇次は人が笑わせるのが得意なチームのムードメーカー。この2人に近藤は「がむしゃらなプレーで、チームが苦しい状況でも勝利の為に貢献してくれると思います」と期待を寄せている。
■この冬の意気込み!
この冬は「10回戦えば10回勝つチーム」を目指して練習に取り組んでいる。「みんなで上のレベルに行って10試合やって10回勝つチームにしたい。西村(慎太郎)先生を甲子園に連れて行きます。監督はベンチに座っているだけで自分たちで考えて勝つ野球を作ります」と宣言した近藤。恩師を甲子園に連れて行くために強いチームを作り上げていく。
チームワークならどこにも負けない
バッティング練習と同時に走塁練習を実施
ここからは西日本短大附の井上裕斗副主将(2年)と髙浪光太選手にお話を伺いました。
Q.秋季大会などを経て、見つけた課題を教えてください
井上:一球、ワンプレーに対する集中力、詰めの甘さ、日常生活の意識です。
髙浪:連戦で戦う体力がまだ足りないとオフシーズンの練習で感じました。また、速い球になると対応できていない部分がありました。
Q.このオフシーズンの目標、個人的に強化したいことを教えてください。
井上:体作り(体重アップ、筋力アップ)と走塁技術の向上です。
髙浪:体重増加と筋力アップです。
Q.応援する方々へ自分のここを見てほしいというのを教えてください。
井上:元気、バント、徹底した繋ぎです。
髙浪:バッティングを注目してほしいです。また、走塁にも自信があるので、長打の走塁に注目してほしいです。
Q.チームの好きなところや、他のチームに負けていないところはどこですか?
井上:明るさとチームワークです。
髙浪:団結力です。毎日ミーティングをして日々の向上につなげています。
Q.このオフシーズン、「自分はここまで成長するぞ!」という熱い意気込みをお願いします!
井上:福岡県で一番の「2番打者」になります!
髙浪:まずはシーズンでベストパフォーマンスができる体づくりをして春からは長打力を上げて本塁打を量産できるよう頑張ります。そしてチームとしては秋ベスト8と悔しい結果に終わったので、まずは目の前の九州大会優勝を目指し、頑張りたいです。
井上選手、髙浪選手、ありがとうございました!
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西日本短大付のバッティング練習の様子
西村慎太郎監督にお話を伺いました!
Q. 今年のチームは新チームが始まってからどんなテーマを持ってチームを作り上げてきましたでしょうか。
選手の力を発揮できるようにチームをプラス思考に持っていけるように心掛けました。
Q. 秋の大会の振り返りならびに、冬でのテーマも教えていただけたら幸いです。
冬のテーマは体力と技術の向上です。
Q. 最後に、これから厳しい冬の練習に挑んでいる選手たちにメッセージをお願いします!
努力をしたからといって成功するとは限らない。
しかし、努力をしない者はその可能性すらない。自分を信じろ!
西村監督、そして西日本短大付高校野球部の皆様ありがとうございました!
今年も大好評!
【冬が僕らを強くする 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!