第10回 古川高校(宮城)「創立120周年を迎えた伝統校!チームの勝利のために、自分に勝つ!」2019年01月23日

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[1]創立120周年を迎えた伝統校
[2]本音言い合える仲間とピンチを跳ね返す!
[3]精神力鍛え守備強化へ

創立120周年を迎えた伝統校



秋季東北大会 盛岡大附戦の古川高校の選手たち

■古川高等学校の歴史

 校舎敷地は大崎市内中心部に位置し、心和ませるサクラの古木や歴史と伝統をしのばせるヒマラヤスギ等の大樹に囲まれた、閑静な場所に存在する宮城県立古川高等学校。
 明治30年(1987年)に宮城県尋常中学校志田郡立分校として創立され、第三中学校、古川中学校を経て昭和23年に古川高等学校となり、平成29年度に創立120周年を迎えた。卒業生には数多くの政治家や大学教授を世に送り出している。

 今年の選抜高等学校野球大会の21世紀枠東北地区推薦校に選ばれている。野球部専用のグラウンドがあるが、すぐ脇が線路になっていて、電車が通るときは練習を一時中断するなど、環境面で厳しい点もある。
 現在は2年生12名・1年生13名の計25名で活動している。オフシーズンには、ボール回しを設定タイムを切るまでやるなど、追い込んだ練習にも取り組んでいる。

 現チームのキャプテンは捕手の髙橋寛太。「このチームの強みは、声・気持ち・執念。このオフシーズンはチームの勝利のために、自分に勝つ!をテーマにしています。そして、甲子園に出場し、支えてくださった方々への恩返しをする事を目標にしています。」と語ってくれた。

■チームがスタートしてからの思い出深いエピソードは?

 秋は宮城県大会で決勝で名門・仙台育英高校に敗れたものの、見事に準優勝。その後出場した東北大会ではベスト4に入り、選抜の東北地区21世紀枠推薦校に選ばれるなど、順調にここまで来ているように思われるが、宮城県大会への出場は敗者復活戦で決めていたのだ。
 実は新チーム初の公式戦は、秋季宮城県大会北部予選2回戦で、岩ケ崎高校に2対1と惜しくも敗れている。

 髙橋キャプテンにとって印象に残る試合は、この岩ケ崎戦だった。
 「新チームが始まってから最初の公式戦で、自分たちの力を何も発揮できないまま負けてしまった試合。その負けで今までの練習の甘さ・意識の低さなどを痛感し、全員でチームを変えようとした。」と話す。

 ただ、この敗戦の後に全員でやったミーティングでは、皆が涙を流しながら本音を言い合い、チームとして大きく変わることができたという。

■新チームを引っ張ってきた選手は?

 髙橋キャプテンが昨秋の活躍選手としてあげたのは2年生投手・千坂 優斗
 「県予選(北部地区大会)から東北大会まで、ほぼ1人で投げ抜き、連投でも気持ちで乗り切った男。また、チャンスに勝負強い打撃で4番としてもチームを引っ張っていた。彼がいたから東北大会ベスト4まで行くことができた。」と絶対的な信頼を寄せている様だった。

 春以降のキーマンには、2年生・尾形爽と大場陽、佐藤 樹の3人をあげてくれた髙橋キャプテン。
 特に大場と佐藤は「人を笑顔にさせてくれる。ピンチの時や終盤にチームをプラスの方向に持って行き、良い雰囲気にさせてくれる存在です。」と話してくれた。

■この冬の意気込み!

 「最高でもあと8ヶ月しかない高校野球人生を最高の形にするべく、自分にストイックにやっています。1年生には自分たち2年生の意識の高さを行動で伝えていきたいです。」(髙橋キャプテン)

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プロフィール

河嶋宗一
副編集長 河嶋 宗一
  • 出身地:千葉県
  • ■ 現場第一主義。球児に届けたい情報とあれば日本だけでなく海外まで飛び回る。
  • ■ 副編集長、またドットコムのスカウト部長と呼ばれ、日本全国の隠れた名選手を探索。
  • ■ 幅広いアンテナと鋭い観察力でダイヤの原石を見つけだす。
  • ■ 編集部の理論派として、今日も球場に足を運ぶ。
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