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第42回 「四国発」的、NPB一軍公式戦レポートから見えた野球の深みと野球観を養う場の必要性2019年04月17日

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【目次】
[1]平成最後の四国内NPB一軍公式戦で見えた「野球の深み」
[2]もっと「野球観を養う場」が四国には必要不可欠

 2007年2月に首都圏から居を四国地区に移し13年目。「さすらいの四国探題」の異名を背に四国球界でのホットな話題や、文化的お話、さらに風光明媚な写真なども交え、四国の「今」をお伝えしている寺下友徳氏のコラム「四国発」。

 第42回では2019年唯一、かつ「平成最後の」NPB一軍公式戦として4月16日(火)に愛媛県松山市の坊っちゃんスタジアムで開催された「東京ヤクルトスワローズvs阪神タイガース・第4回戦」を「四国発」的にレポートします。

平成最後の四国内NPB一軍公式戦で見えた「野球の深み」



平成最後の四国内NPB一軍公式戦となった東京ヤクルトスワローズvs阪神タイガースが行われた坊っちゃんスタジアム

 現在、四国内で唯一NPB一軍公式戦が開催可能な愛媛県松山市の坊っちゃんスタジアム。この球場では毎年、秋季キャンプを張る東京ヤクルトスワローズの主催試合が開催される他、過去には2度のオールスターゲーム(2002・2012年)も開催されるなど四国野球ファンのメッカとしてその名を広く知られています。

 ただ、今季のNPB一軍公式戦は2000年の開設以来初となる4月16日(火)東京ヤクルトスワローズvs阪神タイガース第4回戦の1試合のみ。しかも「平成最後」。ということで、この数年間は高校野球取材等と重なりなかなか足を運ぶ機会がなかった私も今回は取材に赴くことにしました。

 試合結果は皆さんニュース等でご存知の通りホームラン3発が飛び交う中、1回の激しい攻防を「思い切ってバットを振った」7番・村上 宗隆一塁手の右中間4号3ランで打開した東京ヤクルトスワローズが「松山のファンの皆さんの前で何としても勝ちたいと思っていた」原 樹理投手の完投勝利により9対5で制し小川監督の通算400勝に花を添えたわけですが(いや、噂には聞いてきましたが村上選手のスイングスピードとフォロースルーの美しさは素晴らしかったです)、その他にも「野球の深み」が随所に見えました。

 最も象徴的だったのが7対2・東京ヤクルトスワローズリードでの4回表二死一・二塁で阪神タイガースの1番・近本 光司中堅手を迎えた場面での原 樹理中村 悠平バッテリーの配球です。

 2ボール2ストライクから彼らは前打席で三振に打ち取った外角ストレートを選択。ただ、これに近本選手は気迫を見せ、再三のファウルで対抗。すると10球目・バッテリーが見せたのはこれまで1球しか使っていなかったカーブ。全く予測を外された近本選手のバットが空を切った瞬間、試合の趨勢はほぼ決まったといえるのではないでしょうか。

 

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プロフィール

寺下友徳
寺下 友徳
  • 生年月日:1971年12月17日
  • 出身地:福井県生まれの東京都東村山市育ち
  • ■ 経歴
    國學院大學久我山高→亜細亜大。
    幼稚園、小学校では身長順で並ぶと常に一番後ろ。ただし、自他共に認める運動音痴から小学校入学時、早々に競技生活を断念。その後は大好きなスポーツに側面から関わることを志し、大学では応援指導部で4年間研鑽を積む。亜細亜大卒業後はファーストフード販売業に始まり、ビルメンテナンス営業からフリーターへと波乱万丈の人生を送っていたが、04年10月にサッカーを通じて知り合った編集者からのアドバイスをきっかけに晴れてフリーライター業に転進。07年2月からは埼玉県所沢市から愛媛県松山市へと居を移し、現在は四国地域を中心としたスポーツを追いかける日々を過ごす。
  • ■ 小学校2年時に福岡からやってきた西武ライオンズが野球と出会うきっかけ。小・中学校時代では暇さえあれば足を運んでいた西武球場で、高校では夏の西東京予選の応援で、そして大学では部活のフィールドだった神宮球場で様々な野球を体感。その経験が取材や原稿作成の際に「原体験」となって活きていることを今になってつくづく感じている。
  • ■ 執筆実績
    web上では『ベースボールドットコム』(高校野球ドットコム、社会人野球ドットコム、独立リーグドットコム)、書籍では『ホームラン』、『野球太郎』(いずれも廣済堂出版)、『週刊ベースボール』(ベースボール・マガジン社)など。『甲子園だけが高校野球ではない2』(監修・岩崎夏海、廣済堂出版)でも6話分の取材・文を担当した。

    さらに野球以外でもサッカーでは、デイリースポーツ四国3県(香川・高知・愛媛)版・毎週木曜不定期連載中の『スポーツライター寺下友徳・愛媛一丸奮闘記』をはじめ、「週刊サッカーダイジェスト」(日本スポーツ企画社)、『サッカー批評』、web『スポーツナビ』など多数媒体での執筆実績あり。また、愛媛県を熱くするスポーツ雑誌『EPS(ehime photo sports)』でも取材協力を行っている。
  • ■ ブログ:『寺下友徳の「四国の国からこんにちは」』■twitterアカウント@t_terashita
    ■facebook: http://www.facebook.com/tomonori.terashita
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