古仁屋高等学校(鹿児島)
古仁屋高校野球部
部員9人での公式戦勝利に自信!
■「部員9人を言い訳にしない」を合言葉に公式戦勝利
鹿児島県大島郡にある鹿児島県立古仁屋高等学校。学校が所在する瀬戸内町外から入学する生徒を対象に瀬戸内町が支援をするなど、地域一体となった学校運営も大きな特徴で「地域に愛され、地域と共に発展する学校」を目標の一つとして掲げている。元ちとせさん、「ファイナルファンタジーⅩ」の主題歌を担当したRIKKIさんなど、歌手として活躍する卒業生も輩出している。野球部は、現在1,2年生合わせて部員が9名。人数的なハンディを背負っているものの、「部員数を言い訳にしない」という強い気持ちで練習、試合に臨んでいる。
■野球部の紹介
現在2年生6名、1年生3名の計9名が在籍。グラウンドは他部と共用のため、普段は内野分のスペースでの練習を行っている。そのため、学校内の階段を利用したダッシュを行うなど、創意工夫でカバーしているのも特徴だ。
■秋季大会を振り返って
印象に残っている試合に秋季鹿児島大会初戦・鹿児島第一戦を挙げた永井 辰平主将。3回に2点を先制し、その後も効果的な得点を重ね、6対4で競り勝った試合だ。「公式戦で勝つことが出来て、『人数が少なくても勝てるんだ』という自信になりました」と大きな自信を得ることができたようだ。
■新チームを引っ張ってきた選手は?
徳田 竜希、恵 栄光の二名を推薦した永井主将。「出塁率、得点圏打率が共に高く、チャンスメイク、勝負所での一本の両方を期待できる二人です。徳田はチーム屈指の俊足、恵はバントの名人でもあります」と全幅の信頼を寄せている。
■この冬の意気込み!
「常日頃から意識している『部員9人を言い訳にしない』を継続し、個人個人がお互いを刺激し合いながら、強くなります!」と力強く語ってくれた永井主将。部員数の少なさは、裏を返せば、お互いに目が届くということ。常に仲間の成長を意識しながら、己も高めていく冬にするつもりだ。
打撃面、守備面でもバントが課題
整列に元気よく駆けだす、古仁屋高校の選手たち
ここからは古仁屋高校の宮之原 岳投手、徳田 竜希中堅手に話を伺いました!
Q.秋の大会や練習試合が終わって見つけた課題を教えてください。
宮之原:チャンスの場面で一本が出ない決定力不足を感じました。
徳田:打撃だけでなく、バントの確実性が足りないと感じました。守備の安定感、投手、内野手のバント守備も課題です。
Q.このオフシーズンの目標、個人的に強化したいことを教えてください
宮之原:投手としての球速、コントロール、フィールディングはもちろん、打撃も強化します。
徳田:打撃と肩力を強化したいです。
Q.応援する方々へ自分のここを見てほしいというのを教えてください。
宮之原:全力投球、全力疾走を見てください!
徳田:打撃に注目してください!
Q.このチームの好きなところは、または他のチームに負けていないところはどんなところですか?
宮之原:部員全員の仲が良いところです。
徳田:元気が良く、楽しんで練習に取り組むところです。
Q.このオフシーズン、『自分はここまで成長するぞ!』と、いうこの冬の熱い宣言を最後にお願いします!
宮之原:打率UPを目指します!
徳田:ホームランを打てるように、鍛え抜きます!
宮之原選手、徳田選手、ありがとうございました!
[page_break:テーマは少人数を言い訳にしないこと]テーマは少人数を言い訳にしないこと
試合後に校歌を熱唱する選手たち
ここからは鳥丸 大輔監督にお話を伺います!
Q. 今年のチームは、新チームが始まってから、どんなテーマを持ってチームを作り上げてきましたでしょうか。
部員数が9人なので、自動的に全員がレギュラー。そこで気を抜かないこと、全員がチームに対して責任感を持つこと、少人数を言い訳にしないことをテーマにスタートしました。
Q. 秋の大会の振り返りならびに、冬でのテーマも教えていただけたら幸いです。
あらゆる手段で出塁や得点を狙う貪欲さを持ったチームになることを目指して練習しています。
Q. 最後に、これから厳しい冬のトレーニングに挑む選手たちへメッセージをお願いします。
みんなの努力をしっかり結果に繋げます。全員で頑張ろう!
鳥丸監督、そして古仁屋高校野球部の皆様ありがとうございました!
今年も大好評!
【冬が僕らを強くする 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!