第617回 理論に基づいた指導と自由な発想の中から生まれる「野球人」に注目! ヤングROOTS(ルーツ)【後編】2019年05月30日

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【目次】
[1]野球を続けて行くのであれば野球が好きな気持ちが大事
[2]世界で見れば野球をやる場所なんていくらでもある

 2019年2月、神奈川県藤沢市に新たな中学野球チームが誕生した。そのチームが、ヤングROOTS(ヤングルーツ)だ。
 元プロ野球選手の養父鐵氏が代表を務めるヤングROOTSは、何と元々はルーツ・ベースボールアカデミーという名の野球塾であったが、中学野球のチームとしてやって欲しいといった要望を多く受けて、今回チーム設立に至った。

 後編となる今回は、ヤングROOTS設立にあたっての理念や、そしてチームの方向性についても迫っていく。

◆野球塾から発展した新チーム・ヤングROOTS(ルーツ) 魅力は海外5ヵ国から得たエッセンス【前編】

野球を続けて行くのであれば野球が好きな気持ちが大事



ヤングROOTSルーツの練習場

 体づくりを最優先に考え、専属のトレーナーも置くなど、とにかく選手の将来を考えた指導を徹底している養父氏。
 2019年2月からは、新たに中学野球チームを立ち上げ、指導の幅をさらに広げていくことになったが、元々はチームを立ち上げるところまでは考えていなかったと養父氏は語る。

 それでも今回、ヤングROOTSを設立するに至った背景には、2017年に四国アイランドリーグプラスに所属する、徳島インディゴソックスの監督を務めた経験や、中学野球界で近年浮上している問題を頻繁に耳にするようになったことを、養父氏は明かす。



ヤングROOTS代表の養父鐵氏

 「チームを作って欲しいとの要望があったこともありますが、徳島で1年間監督をやらせていただいて、指導者としてすごくいい経験ができました。
 またルーツでも、無茶な練習や起用法など、多くの問題を抱えているチームがたくさんあることを色んな親御様から聞いてきてきました。なので、自分がやるチームでは私のこれまでの経験を活かして、今までとは違うスタイルでやっていきたい思いがありました」

 養父氏の中では、中学野球の期間は、あくまで高校やその先の野球人生に向けてのステップである認識が非常に強い。昨今の中学野球界は、身体的、精神的に追い込まれる選手が非常に多く、良い選手が野球から離れていく現状が叫ばれているが、養父氏は中学野球の期間は「野球を楽しむこと」を何よりも大切にしたいと話す。

 「この先も何年も野球を続けて行くのであれば、本当に野球が好きといった気持ちがないと続きません。もちろん、それだけでは勝てませんが、その中で(野球を楽しむことも)学んでいってもらいたいなと思っています」

【次のページ】 世界で見れば野球をやる場所なんていくらでもある

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