Column

島根県立松江農林高等学校(島根)

2016.06.17


集合写真(島根県立松江農林高等学校)

新たな松江農林の野球を作り上げたい!

 島根県立松江農林高等学校は島根県松江市に所在する学校。OBにはプロ野球界で活躍した池尻 勉(元南海ホークス)がいます。校庭には両翼29メートルの野球部専用グラウンドがあり、野球部はそこで日々練習に励んでいます。特に、丸太やボールを使った四股補強のトレーニングがチームの名物練習となっており、股関節を基本とした軸を作るトレーニングを取り入れています。

 現在の野球部は3年生10人、2年生9人、1年生11人の計30人。チームの先頭に立つ主将の安部 建人選手は、チームのウリについて「積極的な走塁・ポジショニング・バント」の3つを挙げてくれました。

安部建人(島根県立松江農林高等学校)

 「キーマンは、チームのムードが落ちた時などにそんな空気を払拭してくれる、池内 勇人です。夏の大会では、1年生だが内野の要としてプレーしている松原 遼にも期待できます。思い切ったプレーと瞬間的な判断力に長けているので」と、安部主将はチームについて紹介してくれました。

 新チームがスタートしてから行った出雲商との練習試合では、1対19で完敗してしまった松江農林ですが、この日から選手の野球に対する意識が確実に変わったのだと安部主将は言います。春の大会では、「少ないチャンスを活かして得点を重ねるためには、積極的な走塁をすることが大切だと感じました」と夏に向けて新チームの課題を再確認し、「個の力だけではまだまだ劣っていることをチーム全体が自覚しているので、チーム力で対戦相手と勝負をしていきたいです。そして新たな松江農林の野球を作り上げたい!」と決意を固めました。

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最後に全員で笑える夏に

永瀬友真(島根県立松江農林高等学校)

 ここからは松江農林の副主将のお2人、永瀬 友真選手と山根 勇摩選手にお話を伺いました!

Q. 夏の大会では、応援する方々に自分のどんなところを見てほしいですか?

永瀬 友真(以下「永瀬」):高校野球の集大成なので、チームで笑って楽しくプレーしている姿を見てほしいです。
山根 勇摩(以下「丸尾」):僕の積極的なバッティングには特に注目してみてほしい!

Q.積極的なバッティングは、特にどの高校との対戦で発揮したいですか?

山根:安来です。自分の地元であり、松江地区大会で悔しい負け方をしているので、勝ちたいという気持ちが強いです。

永瀬:僕はお世話になった前監督率いる矢上と対戦して、成長した姿を見せたいかな。

山根勇摩(島根県立松江農林高等学校)

Q. 成長した姿を見せれるといいですね。ところで、高校野球のどんなところが好きですか?

永瀬:全員が泥だらけになって白球を追いかけるところが好きです。
山根:常に全力疾走で全力プレーをしているところや、一球に対する想いが伝わってくるところ。

Q. 高校野球ならではですね。最後に、お2人にとって今年の夏はどんな夏にしたいですか?

永瀬:高校野球の集大成なので、優勝して最後に全員で笑える夏にしたい!
山根:松江農林野球部として今までやってきたことを出し切り、悔いのない夏にしたいです!

 永瀬 友真選手、山根 勇摩選手ありがとうございました!悔いのない夏にしてください!

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[page_break:俺たちの野球をやろうぜという想いを持てば大丈夫!]

俺たちの野球をやろうぜという想いを持てば大丈夫!

■指導者の川上 甲児先生に質問!

練習風景(島根県立松江農林高等学校)

Q. 新チームがスタートしてから、どんなチーム作りをしてきましたか?

 ディフェンス中心のチームを作り上げてきました。中でもカバープレー。直接ボールを手にしていない野手も次に起こりうる可能性を察してプレーすることを心掛けています。このチームの強みは基礎基本である練習を繰り返してきたことです。どこのチームよりも四股を踏みました。それらが全て夏の大舞台で出せると思います。

Q. 夏の大会で発揮できると信じましょう!最後になりますが、夏に燃えるチームの皆さんに向けてメッセージをお願いします。

 最後の夏ということもあり、様々な思い入れがあると思います。負けたら終わりというこの夏で戦う不安もあると思います。けれど俺達はこれだけやったんだぞ、9回まで俺たちの野球をやろうぜという想いを持てば大丈夫!!チームメイト、保護者、先輩方、地域の方々への感謝の気持ちを込めて戦おう。最後の夏を最高の夏に…。

 川上 甲児先生、そして松江農林高校野球部の皆様ありがとうございました!


注目記事
僕らの熱い夏2016 特設ページ

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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