目次

[1]チーム全体のマネージメントに長けていた竹田元監督
[2]竹田監督に指導を受け羽ばたいていった多くの名将達

 髙橋 左和明(たかはし・さわあき)監督の恩師である、竹田 利秋(たけだ・としあき)元監督。その偉業は群をのいていると言っていい。東北高校と仙台育英高を率いて通算甲子園出場回数は27回になる。また、甲子園でも東北勢が上位に食い込めるきっかけとなったとは、竹田監督であると言っても過言ではない。髙橋監督が、そんな竹田元監督から学んだことは、「考える力」だけでない、ではどんな事を学んだのか?

 今回は、特別編と銘打って、竹田イズムの一部を紹介したい。

これまでの連載
これからの時代どんなスキルが必要なのか?髙橋 左和明監督(九里学園)vol.1
仙台育英時代が髙橋監督にどのような影響を与えたのか!?髙橋 左和明監督(九里学園)vol.2

チーム全体のマネージメントに長けていた竹田元監督


 「大人の監督が1人と、周りは学生コーチなんですね。同い年の、内野・外野のコーチ、トレーニングコーチ、ピッチングコーチ、ノッカー、マネージャーなどがいました。マネージャーもクラブハウス担当やグランドのマネージャーなど組織だっていました」

 髙橋監督は当時の竹田元監督がチームとして組織をきちんと作っていたことを回顧している。ただし、部員数が多いから、細かく組織だてたかというとそうではない。

 「コーチ・マネージャー陣は同級生ですけども、彼らは厳しいです。妥協しないです。色々怪我があったりとか、将来コーチになりたい、指導者になりたいとか、そういう人の集まりなんです。彼らは逆に我々に厳しい。グランドの中で目光らせてますね、ノックも上手なんですよ」

 この髙橋監督のコメントには多くの意味が詰まっている。

 まず、コーチ・マネージャーになった生徒たちが目的を持っているのである。目的を持っているからこそ、選手と本気でぶつかれるのである。

 また、竹田監督は選手、コーチ、マネージャーを問わず平等に接しているのも分かる。前のコラムでも述べたが、竹田監督は選手に対して「考える力」をつけることを求めている。もちろん、それはコーチ・マネージャーに対しても同じなのである。だからこそ、彼らにも目標があり、妥協せずに考えることを求めているのである。

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