第51回 久しく続いた2強対決構図は仙台育英がややリードしていたが今後は…【宮城・2018年度版】2018年03月04日

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【目次】
[1]宮城県をリードしてきた仙台育英と東北
[2]杜の都の早慶戦とは?

宮城県をリードしてきた仙台育英と東北



昨年も激しい戦いが行われた仙台育英vs東北

 県を代表する強豪校であり有力校の仙台育英は2015(平成27)年夏にも決勝進出を果たし、敗れはしたものの、これで春夏通算3度目の準優勝となった。21世紀最初の甲子園大会となった01年春の第73回選抜高校野球大会でも仙台育英は準優勝している。ライバル東北も、その2年後の夏には東北ダルビッシュ 有投手(日本ハム→MLB)を擁して決勝まで進んだが、優勝にはあと一歩届かなかった。

こうして、東北地区では21世紀に突入して宮城県勢が確実に全国でも上位の位置にあることを如実に示している。実際、仙台育英は明治神宮大会では優勝も果たしており、全国の頂点にも立った。

 ところが、その仙台育英がピンチに立たされている。17年に部員の飲酒等の不祥事が発覚。その責任を取る形で、準優勝の実績を作ってきた佐々木順一朗監督が辞任。12月6日から活動停止という状態となっており、今後の動向が注目されている。

 歴史的には仙台育英東北の両校の対決の構図というのは、1970年代からここ40年以上も宮城県だけではなく、東北地区の高校野球をリードする形で継続してきている。甲子園出場ということになると、ほとんどこの両校以外の出場はないといっていいくらいだ。

70年以降で両校以外の甲子園出場校を拾ってみると、83年夏の仙台商、88年夏の東陵、体育系コースのある市立仙台が98年と、02年夏の宮城大会の大番狂わせといわれた仙台西。他には11年夏の古川工がある。それに、21世紀枠代表として05年春に一迫商と09年春の利府、12年春の石巻工が出場にたどり着いている。利府はその後、14年夏に出場を果たしている。この年は春には東陵が出場しており、平成になって唯一二強のどちらも甲子園出場していない年となった。

 これら甲子園経験組の中では、東陵が2強を追いかける筆頭ともいえる。それを追うのが利府で17年秋季大会も準優勝している。

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仙台育英 【高校別データ】
仙台一 【高校別データ】
仙台三 【高校別データ】
仙台二 【高校別データ】
東北 【高校別データ】
東北学院榴ケ岡 【高校別データ】
東北生文大高 【高校別データ】
利府 【高校別データ】
コメント (1)
良い記事2018.03.05 sunny
地元仙台で少年野球に関わっているとたいへん気になる宮城の高校野球事情(笑) 17年夏の県大会4強は育英、東北、東陵、そして仙台三高でした。ナンバースクールと呼ばれる公立の進学校が野球も侮れない。面白いですね。

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