第30回 高校野球を彩った名選手たちを振り返る!【前編】(1950年代~1990年代前半)2018年12月28日

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【目次】
[1]投手として活躍した世界の王貞治と親子鷹で話題をさらった原辰徳
[2]ラッキーゾーンと敬遠が松井秀喜をスターへ押し上げた
[3]イチローの高い向上心は高校時代から

イチローの高い向上心は高校時代から


高校時代からの高い志が日米通算3000本安打に繋がった(写真=共同通信)

 そんな松井より一学年歳上、今もなお現役を続け、メジャーリーガーからも「レジェンド」と尊敬のまなざしで見つめられる選手も見逃すわけにはいかない。イチローこと、鈴木一朗である。

 イチローは愛工大名電高2年夏に甲子園初出場。初戦で奈良の天理と対戦するが、1対6で敗戦し、イチロー自身もヒット1本に終わった。新チーム結成後はエースとしてチームを牽引。チームは東海大会の決勝で東邦との乱打戦で敗れたものの、春の選抜の切符を掴み取った。

 イチローが3年生となり、迎えた春の選抜。当時のイチローは「センター前ヒットならいつでも打てます」と豪語するほどの自信を持っていたが、初戦の松商学園戦でノーヒット。チームも敗れまたも結果を残すことができなかった。

 そして最後の夏は愛知県大会の決勝で東邦に敗れ、3季連続での甲子園出場とはならなかった。

 しかしそこで驚くべきなのは、試合後のイチローの立ち振る舞いである。
 イチローは涙にくれるチームメイトを尻目に、淡々と荷物を整理して球場を去ったという。その後はプロ野球入りを想定して淡々と準備を始めていたのだ。

 こうしたところからも、当時から高い意識や目標を持って日々を過ごすという、イチローの絶え間ない向上心が垣間見える。その心こそが、日米通算3,000安打という大記録を達成する原動力となったことは間違いない。

 前編はここまで。後編では平成の怪物、さらにはハンカチ王子と今も球界を沸かせる名選手たちの高校時代を振り返ります!後編もお楽しみに!

文=編集部


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松井 秀喜(星稜) 【選手名鑑】
コメント (1)
思い出の試合2020.03.22 ラーメンまん&あしたのジョー
90年代前半思い出の試合は鹿児島商工が東農実業に逆転サヨナラも徳島商業が久慈商業に大逆転劇も夏優勝した西日本短大附が初戦高岡商業に2-0の勝利もでした。

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