第2回 成瀬 善久投手(東京ヤクルト)が語る「配球論」2015年06月05日

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成瀬善久

【目次】
[1]コントロールを意識するようになったのは生きる道の一つだったから
[2]審判に手を挙げさせるか、挙げさせないかというくらいのコースに、1球で勝負できるか

 今回はプロで勝てるための配球の考え方を語っていただきます。よく厳しいコースに投げることが大切だといわれますが、勝つためにはそれだけでは難しいと成瀬投手は説明します。ではどんなことが必要なのでしょうか。

コントロールを意識するようになったのは生きる道の一つだったから

成瀬 善久投手(東京ヤクルトスワローズ)

――高校生になってからコントロールを意識するようになったのは、成瀬投手にとって生きる道のひとつだったからですか?

成瀬 善久投手(以下「成瀬」) そうですね。中学校まで遊びで、ゲーセンでストラックアウトをやっていました。当時は球の速さで勝負していましたけど、コントロールにも自信があるつもりでしたね。

――高校に入ってコントロールにさらに磨きをかけた、と?

成瀬 もっとコントロールが必要になってきたということです。中学校までは配球うんぬんより、球の速いピッチャーが勝てたり、大会で上に行けるということがありました。軟式ボールだったので、なかなか前に飛ばないという状況もあったので。高校では硬式なので、芯に当たったら遠くまで飛びます。詰まってもホームランにされるときもあるので、少しの投げミスもダメなんじゃないかと意識しました。

――コントロールを磨くためにどんな練習をしましたか?

成瀬 ベース板にボールを置いて、投げたりしましたね。でも実際にバッターが立って、そのときにいかに投げられるかが勝負だと思います。今もそうなんですけど、ブルペンではストライクに投げるストレート、変化球を意識しつつも、コースをひとつ外してストライクからボールに投げる変化球まで練習しなければと考えています。試合でいざ「ここはストライクからボールになる球を見せたいな」というとき、その練習が役立つので。ボール1個分の出し入れまでやっているつもりです。

――成瀬投手はストライクゾーンを何分割に考えて投げていますか?

成瀬 分割はしていないです。低めがあれば高めもあるし、インコースがあればアウトコースもあると思っているので。そこを最大限に利用すれば、9分割で十分だと思っています。ただ、それ以上にあと半分ずつ内と外、さらに変化球の曲がる部分も考えたら、全体的に半分ずつくらいは広げてもいいと思います。

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