タレント揃いの銚子商vs成田の一戦は前評判通り死闘に!銚子商・常世田が試合を決める2ラン


 成田vs銚子商の第6ブロックの強豪校同士の対決は前評判通りの好試合となった。同時に両校の人材の豊富さに驚かされる試合だった。

 成田の右サイド・石田慶一。昨秋よりも格段にレベルアップした投球が見られた。右サイドから常時120キロ後半~136キロを計測。コンスタントに135キロを計測しており、非常に力強くなった。120キロ前後ののスライダーの切れも良く、大学でも活躍が期待できそうな投球だった。

 そして銚子商の宮内陸。躍動感あふれる右の本格派右腕だった。セットポジションから始動し、左腕のグラブを高く掲げて、半身の体勢を作り、内回りのテークバックから大きく胸を張って振り下ろすオーバーハンド。常時130キロ~136キロの直球(最速139キロ)は角度が良く、120キロ前後のカットボール、フォークの切れも良く、高めに浮くところはあるが、ストレートの切れとともに申し分ない。近年では140キロを超える速球を投げ込む本格派右腕・林 桂大(国際武道大-JFE東日本)以来の逸材だろう。宮内は「絶対に負けたくない相手でした。以前は高めに浮いたボールを打たれていたので、速球、変化球とを低めに集めることを意識しました」とその言葉通り、要所では精度の高いストレートを投げて抑えることができていた。

 まず先制したのは成田。4回表、成田は6番・篠田隼の中前適時打で1点を先制。しかしその裏、銚子商は4番・常世田 翔太が二打席連続となる二塁打でチャンスを作る。ここから成田の石田がペースを崩し、二者連続四球で無死満塁。ここで投手が交代し、安定感の高さを買われて背番号1を勝ち取った片岡海都が登板。しかし片岡も勢いを止めることができず。7番・久我陸人の2点適時打、8番・宮内のスクイズ。二死二塁から1番・加瀬泰雅の左越え二塁打で4対1とビッグイニングを築いた。

 成田の片岡は立ち直り、右スリークォーターから常時130キロ中盤~最速139キロの直球、スライダーを投げ分ける投球。ストレート、変化球ともに低めに集まっており、スライダーの切れも良く確かに背番号1を任されているのもうなづける投手だった。将来的には145キロ前後も狙えそうな逸材だ。