＜四国アイランドリーグplus交流戦：徳島インディゴソックス3-1巨人(3軍)＞◇13日◇むつみスタジアム

　四国アイランドリーグplus・徳島インディゴソックスが巨人(3軍)に勝利。期待の高卒2年目右腕・篠崎 国忠投手（修徳）がNPB相手に躍動した。

　先発のマウンドにあがると、常時140キロ後半の真っすぐと切れ味鋭い変化球で2回までパーフェクト。3回に初ヒットを許したが、その後の打者を抑えて3回2奪三振無失点の好投を見せた。

　昨年も巨人との交流戦で登板したが1回2失点でマウンドを降りた。苦い経験を糧に成長を示した右腕は「しっかり振ってくるのでそれに負けないように投げました。去年は緊張して勝負になりませんでしたが、今日はリベンジの気持ちで投げたことがいい形になりました」と振り返った。

　この日も球場の球速表示では150キロ越えを複数回計測した。自己最速152キロに迫る威力のあるボールを投げ込み、「回を重ねても球速がそこまで落ちなかったのは良かった。勝負しに行った結果が球速に出たと思う」と話し、「自分の中で変化球が決まっていたらストレートも良いと感じている。今日はしっかり腕を振れていましたし、その中で決められたので、これを継続したいです」とコメントした。

　193センチ、100キロの体格から投げ下ろす力強い真っすぐでNPB相手にも実力を示した形だ。今秋のドラフト候補としても注目されているが「今日のピッチングを手始めにしっかり結果を出して、内容と球速どちらもアピールしていきます」とさらなる活躍を誓っていた。