第107回全国高校野球選手権大会の第2回運営委員会(委員長:寶馨日本高校野球連盟会長)が18日に大阪市内で開かれ、試合前のノックを原則5分間にすることなどが決まった。
試合前のノックはこれまで原則7分間で実施していた。これを5分間に短縮し、代表校側が希望すればノックを行わないという選択も可能となった。いずれも選手の疲労軽減や試合間のインターバル時間の短縮など、暑さ対策としての導入となる。実際に昨夏甲子園に出場したある監督からは、「短くするのであれば、試合前に室内練習場でアップできるのでノックはなしでも良い」「暑い中でノックして試合前に疲労がたまることもある」などの声も挙がっていた。
また今大会は8月3日に抽選会を実施し、5日午後4時に開会式、午後5時30分から開幕戦というスケジュールが発表されていたが、このうち開幕戦のみの抽選を8月1日午後6時30分頃からオンラインで抽選会を行うことが決まった。本抽選と同様に南北・北海道と東西・東京代表校同士の対戦は避けるようにされる。オンライン抽選では開幕戦の番号「1A」と「1B」以外を白紙にして、予備抽選順にカードが決まるまで実施される。例えば東東京代表が「1A」をひいた場合、西東京代表は抽選しない。本抽選から開幕戦がこれまでより1日が短くなったため、応援団がスケジュールを立てやすくすることが開幕戦のみ抽選に狙い。なお、開幕戦に決まった2校も8月3日の抽選会には来場し、勝ち上がった場合の2回戦の対戦相手となる「25A」の確認や、主将の選手宣誓の立候補を受け付ける。