昨年、社会人本塁打王のスラッガー、ラストチャンスをかける日本生命の強打者に注目
ENEOSの正捕手・有馬 諒(近江-関西大)は、正確なスローイングと安定感のあるキャッチング、冷静なリードが持ち味で、投手陣から信頼を受けるタイプ。打撃に課題があった中日のルーキー・石伊 雄太(日本生命)も抜群の強肩と安定した守備で、評価を高めて指名につなげた例があるだけに冷静なプレーができる有馬は評価されそうだ。
日本生命のスラッガー・山田 健太(大阪桐蔭-立教大)は今季は5番サードとして出場しており、ラストチャンスにかけている。4月上旬にかけて行われたJABA四国大会では14打数4安打。ここまでの公式戦では19打数6安打とまずまずの成績で、4月22日から行われるJABA大会でどれだけアピールできるか。
NTT東日本・石井 巧内野手(作新学院-中央大)は昨年1年間通して活躍したショートストップ。安定感のある守備、コンタクト力が高い打撃は評価が高く、打率が残せるショートとしてアピールできれば、指名の可能性は高い。
外野手ではENEOSのスラッガー・村上 裕一郎(24歳・宇和島東-九州共立大)がスポニチ大会で豪快な本塁打を放った。昨年の公式戦では12試合で5本塁打を放ち、本塁打王を受賞した。今年もドラフトまでに同程度の本塁打数が期待される。
NTT西日本・天井 一輝(広島商-亜細亜大)は亜細亜大時代に大学日本代表を経験した走攻守三拍子揃ったアベレージヒッターで、昨年の都市対抗では13打数4安打、今年のスポニチ大会では16打数6安打と注目度が高い大会でアピールしている。右投げ左打ちの外野手は競争が激しいが、その競争を勝ち抜く可能性が高い。
この1年でプロのスカウトの厳しいチェックを乗り越え、何名の選手が指名されるのか注目だ。
【投手】
日本通運・富士 隼斗(24歳・大宮東-平成国際大)
鷺宮製作所・竹丸 和幸(24歳・崇徳-城西大)
日本生命・谷脇 弘起(24歳・那賀-立命館大)
【捕手】
【内野手】
ヤマハ・相羽 寛太(23歳・静岡)
日本生命・山田 健太(25歳・大阪桐蔭-立教大)
【外野手】
JFE東日本・大森 廉也(24歳・市船橋-JFE東日本)