24年シーズンにプロ10年目を迎える選手、1億円超えは7人
外崎修汰と岡本和真
プロ野球では、2014年のドラフトで指名された選手たちが、2024年シーズンに節目の「プロ10年目」を迎える。中堅選手の部類が多く、すでに球界を去った選手もいる。その現在地を調べてみた。
ドラフト1位だった選手と、来季の年俸は以下の通り。(金額はすべて推定)
日本ハム:有原 航平投手(広陵ー早稲田大)5億円(現状維持)※現・ソフトバンク
巨人:岡本 和真内野手(智辯学園)4億2000万円(△1億5000)
DeNA:山﨑 康晃投手(帝京ー亜細亜大)3億円(現状維持)
西武:髙橋 光成投手(前橋育英)2億6500万円(△8500)
ロッテ:中村 奨吾内野手(天理ー早稲田大)2億円(現状維持)
オリックス:山﨑 福也投手(日大三ー明治大)2億円※FAで今季から日本ハム
ソフトバンク:松本 裕樹投手(盛岡大附)7000万円(△3000)
広島:野間 峻祥外野手(村野工ー中部学院大)6800万円(△1800)
中日:野村 亮介投手(静清ー三菱日立パワーシステムズ横浜)=16年引退
ヤクルト:竹下 真吾投手(八幡ー九州共立大ーヤマハ)=17年引退
阪神:横山 雄哉投手(山形中央ー新日鐵住金鹿島)=20年引退
楽天:安楽 智大投手(済美)=23年オフ自由契約
「1億円プレーヤー」は6人。各球団でエース、4番打者など、しっかり柱となっている、そうそうたる名前が揃う。有原はメジャーも経験。髙橋は今オフのメジャー挑戦も狙っている。FAで日本ハム入団の山﨑福は、FAで4年総額8億円以上の契約とも言われている。そのなかで、高卒ながら4億円を突破している巨人・岡本の存在は輝いている。
1位指名選手ですでに引退しているのは3人。安楽はパワハラ問題により23年オフに楽天を退団した。
1位以外の主な選手では、以下の選手が来季の契約を更改。外崎が1億円を超えている。
西武3位・外崎 修汰内野手(弘前実ー富士大)1億6000万円(現状維持)
オリックス2位・宗 佑磨内野手(横浜隼人)8300万円(△500)
DeNA2位・石田 健大投手(広島工ー法政大)8000万円(△1800)
ソフトバンク2位・栗原 陵矢外野手(春江工)6300万円(▼700)
広島4位・藤井 皓哉投手(おかやま山陽)5600万円(△600)※現・ソフトバンク
高卒選手にすれば、28歳になるシーズン。まだまだこれから伸びる要素もある。プロ10年目を迎える選手たちの頑張りに期待してシーズンを見ていきたい。