松本 裕樹選手 (盛岡大附)
松本 裕樹
都道府県:岩手
ポジション:投手
投打:右 / 左
身長:183.0 cm
体重:77.0 kg
href="https://www.hb-nippon.com/player/detail?playerId=1712220">安樂 智大、
髙橋 光成に並ぶ速球派右腕として注目されている。 だが今回の松本は
聖光学院に勝つために変化球中心の攻めで投球を組み立てる。 「
聖光学院は直球をしっかりと打ち込んでいると聞く。だから今日は変化球中心の攻めで行きました」 変化球は110キロ台のカーブ、115キロ前後のチェンジアップ、120キロ前後の横滑りするスライダー、130キロ前後のフォークと実に球種は多彩で、器用に投げ分けており、コントロール良く投げ分けることができていた。ストレートは常時135キロ~140キロ前後と松本にしてはやや控え目だったが、スピードガンで勝負することなく、目の前の打者をしっかりと抑えていた。
1対1の同点で迎えた8回表、松本は二死三塁のピンチを迎える。ここで松本は打席の
柳沼 健太郎(3年)に対し、変化球中心の配球で、2ストライクと追い込むと最後はフォークで空振り三振。「この三振が今日の中で、ベストな配球、投球でした」と振り返るほど、絶妙にコントロールされたフォークだった。ピンチを切り抜けた松本は9回表も2つの三振を奪い、三アウト目の三振はアウトローズバリと決まる142キロのストレート。尻上がりに調子を上げていた。
勝利を決めた盛岡大附・関口監督は 「苦しい試合になることは分かっていたので、点差は予想通りのものでした。今日は松本が粘り強く投げてくれたことに尽きます」とエースの好投をたたえた。 勝てる投手へ成長を見せた松本。この日の最速は146キロ。140キロ中盤を計測したのは数球だけで、控え目な投球だった。今日のような繊細な投球に、ストレートも豪快さが出てくれば、さらに打たれない投球が出来るようになるのではないだろうか。夏へ向けて更なる進化を期待したい
更新日時:
2014.06.08