枕崎vs鹿児島玉龍
枕崎が1安打で4得点、守り勝つ!
<第105回全国高校野球選手権鹿児島大会:枕崎4ー0鹿児島玉龍>◇14日◇3回戦◇鴨池市民
枕崎は3投手陣の継投、鹿児島玉龍は大黒柱の左腕エース川畑 陽介投手(3年)、両投手陣を中心に、互いに得点をやらない守り合いの展開が終盤まで続いた。
先制したのは枕崎。4回、1死からエラーで出塁し、送りバントで二塁まで進め、4番主将・田原 千風捕手(3年)が左前適時打を放った。試合を通して枕崎が放った安打はこの1本だけだった。
鹿児島玉龍は6、7回を除いて毎回走者を出すも、盗塁失敗などで生かせず。5、8回はいずれも連打で好機を作るも、枕崎の継投の前に後続を断たれた。
9回、好投を続けていた川畑が突如乱れ、3四球、2つの暴投。枕崎は無安打で3得点と貴重な勝ち越し点を得た。
わずか1安打ながら4得点を挙げ、守備で得点を与えない。守り勝つ枕崎野球の真骨頂を発揮して8強入りした。
(取材=政純一郎)