立命館宇治vs京都すばる
立命館宇治が8回コールド勝ちで京都すばるを下す
<第104回全国高校野球選手権京都大会:立命館宇治10-3京都すばる(8回コールド)>◇20日◇4回戦◇わかさスタジアム京都
立命館宇治が京都すばるを8回コールドで下して、優勝した2019年以来となる夏の8強入りを果たした。
立命館宇治は1回裏、2死一、二塁から5番・北川 陸翔(2年)の右中間を破る2点適時二塁打で先制すると、続く6番・星野 大和(3年)も左翼線への適時二塁打を放ち、初回から3点のリードを奪う。
しかし、公式戦初登板を任された立命館宇治の先発・北川がピリッとしない。2回表に連続四球と味方の失策で無死満塁のピンチを招くと、9番・長谷川 瑠泉(3年)に左前適時打を浴びて1点を返されたところで降板。「緊張や自分の実力不足でチームに迷惑をかけてしまった」と悔やんだ北川はセンターに回り、2番手で背番号10の杉田 聖児(3年)がマウンドに上がった。
勢いに乗る京都すばる打線は1番・羽藤 翼(3年)の中犠飛で1点を返すと、その後、2死二、三塁から3番・新田 昂輔(3年)が中前適時打を放ち、試合を振り出しに戻した。
追いつかれた立命館宇治は、直後の2回裏に1死一、三塁から2番・塚本 遵平(2年)の右犠飛で1点を勝ち越すと、3回以降は杉田と5回から登板したエースの加藤 颯(3年)が粘りの投球を見せて、京都すばるに得点を与えない。
立命館宇治は7回裏に内野ゴロの間に1点を加えると、8回には5点を奪ってコールド勝ちを決めた。準々決勝では昨夏の4回戦で0対2の完封負けを喫した京都外大西と対戦する。「何とか食らいついていきたいと思います」と話した里井祥吾監督。1年前のリベンジを果たして、3年ぶりの優勝に向けて弾みをつけていきたい。
(記事=馬場 遼)