常滑vs東海南
昨秋コロナで悔しい思いをした常滑が大量点、ゾーン1位で2次トーナメントへ
常滑・舘岡陽大君
<春季愛知県高校野球大会知多地区予選:常滑19-1東海南>◇26日◇1次ブロック予選Bゾーン◇阿久比スポーツ村
天気予報は下り坂。センバツ大会は早くから中止が報じられていたが、愛知県知多半島では、今にも降り出しそうな空模様だったが、雨は落ちてきていなかった。と言うことで、知多地区1次予選リーグ戦3日目の試合は予定より早めて、午前8時30分プレーボールで行われた。
昨年秋は、久しぶりに知多地区予選を勝ち上がって県大会進出を果たしながら、県大会はコロナ禍で出場辞退となってしまった常滑。それだけに、この春も何とか地区予選を突破して県大会に進出したいところだろう。知多地区Bゾーンのリーグ戦でここまで2勝同士の対戦となったこの試合は、ゾーン1位決定戦でもある。
常滑は初回に失策と2つの四球で1死満塁として内野ゴロの間に三塁走者がかえって先制。2回には7番・村田と鰐部と下位の連打に吉本のバントも安打になるなどで無死満塁。暴投で三塁走者がかえりなおも二、三塁となって、1番・土田が一塁強襲安打で2者がかえる。さらに四球と犠飛などでこの回5点。3回にも平田と笠原の中軸の連続二塁打など5安打に四球に失策も絡んで打者11人で6点を挙げた。
4回にも3点、5回にも3安打などで4点を追加して大量リードした常滑。このリードを背番号8番をつけた平田が4回までは相手打線を0に抑えて、5回には1番をつけた舘岡が1失点で抑えた。常滑は、自信を持っての知多地区2次予選トーナメント進出となった。
ワンサイドとなってしまった展開だったが東海南は5回に2死走者なしから四球と2番平田と山下の連続安打で何とか1点を返して一矢を報いた。
(記事:手束 仁)