東京都市大塩尻vs遊学館
11盗塁の都市大塩尻が快勝
都市大先発の今野
東京都市大塩尻が果敢に機動力を使い中盤以降は遊学館を突き放し、12対4の7回コールドで快勝した。
東京都市大塩尻は背番号3だがエース格の今野瑠斗、遊学館はエース架谷岳の両右腕が先発。先行したのは遊学館。1回裏、2死一、二塁から5番中川雄斗が中堅越えの二塁打を放ち2点を先制した。すると東京都市大塩尻は3回表、9番清水はくの2点適時打で追いつくと、1番小松大夏の勝ち越し適時打などで一挙4点を奪った。
しかし遊学館は3回、再び5番中川の中越え2点三塁打で同点とした。都市大は4回に5安打を集中し4点を加えると、続く6回にも4安打で4点を追加。一塁に出るとすかさず走るパターンで計11盗塁を記録し、遊学館守備陣をかき回した。
今野は4回以降立ち直り、7回は左の三澤俊介が3人で締めてコールド決着した。東京都市大塩尻は16安打で、9番に下がった清水はくが3安打5打点と気を吐いた。東京都市大塩尻の長島由典監督は「情報はなかったが、どんどん走ってみないと勝機はないと走らせた。昨秋はベスト8。それを経験できた選手が残っているので、少しでもそれを上回れるようにしたい」と話した。
遊学館は7安打で4得点したが、もらった四死球1、盗塁0と上積みができなかった。
(取材=小池 剛)