【春季滋賀県大会】滋賀短大附が6回コールド勝ち!プロ注目のショート・小橋川は木製バットを使用
木製バットで打席に立った小橋川拓(滋賀短大附)
<春季近畿地区高等学校野球滋賀県大会:滋賀短大附15-5虎姫>◇28日◇3回戦◇HPLベースボールパーク
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滋賀短大附が虎姫に6回コールド勝ち。2点を追う5回表に13点を奪って逆転した。
この試合で木製バットを使用した選手がいる。滋賀短大附の4番遊撃で出場した小橋川 拓(3年)だ。
試合で木製バットを使うのはこれが初めて。「上のレベルでやりたいと思っているので、いち早く慣れておこうかなと思って木にしました」と前日の打撃練習から使用を始めたそうだ。
一死二、三塁と先制のチャンスで回ってきた1回表の第1打席でいきなり快音を響かせたが、二塁正面のライナー。飛び出していた二塁走者もアウトとなり、先制点をもたらすことはできなかった。
その後、「金属だったらセカンドの頭を越えていたぞ」とチームメイトに言われたことで第2打席以降はチームの勝利を優先させるために金属バットを使用。3打席連続四球で歩いた後、6回表の第5打席で一死満塁から中犠飛を放ち、チームの勝利に貢献した。
「バッティングよりも守備が持ち味」と話す小橋川は身長163㎝と小柄ながら新基準バットで3本塁打を放つなどパンチ力もある。保木淳監督によると、最近では数球団のスカウトが視察に来ているようで、これから注目度が上がっていきそうだ。
「この1週間の間にもっと木の練習をして、次の試合では使えたら使おうと思います」と5月3日に行われる八幡商との準々決勝でも木製バットを使用する可能性を示唆。果たしてどちらのバットで出場するだろうか。
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