松商学園vs帝京長岡
松商学園はエースの15奪三振の力投で競り勝つ
松商先発の栗原英豊
松商学園・栗原 英豊、帝京長岡・茨木 秀俊の両エースの投げ合いは、ワンチャンスを生かし逆転した松商学園が、栗原の15奪三振の力投もあり3対2で逃げ切った。
松商学園は夏の甲子園でも好投した左腕栗原、帝京長岡は140キロ前後球速を誇る右の本格派茨木が先発した。
帝京長岡は1回表、二死から3番幌村 黛汰が二塁打で出塁。四球を挟み、5番茨木が自ら左前に運び1点を先制した。
松商学園が3回裏、二死から4、5番が連打で出塁。6番金井創は変化球をレフト線に運ぶ二塁打で、2者がかえって逆転。続く前田優空にも中前適時打が生まれ、3点目を挙げた。
2回以降、調子を上げてきた松商学園・栗原に対し、帝京長岡は6回、連打で二死一、三塁とすると重盗に成功し1点差に迫った。
しかし栗原は7回以降も要所では三振を奪い、帝京長岡に同点を許さず、1点のリードを守り切った。
栗原は159球の熱投で被安打7、15奪三振の力投。松商学園は3回に4安打を集中し3点を奪ったが、4回以降は内野安打1本に抑えられた。
帝京長岡・茨木も被安打6、9奪三振と好投しただけに、3回の二死からの失点が悔やまれる。
(取材=小池 剛)