鹿屋中央vs加治木工
得意の「足攻」が冴える・鹿屋中央
朝から降り続いた雨のため、第2試合以降の順延を決め、午前9時開始予定の第1試合のみ5時間47分遅れの午後2時47分から実施した。
鹿屋中央と加治木工は春の鹿児島大会3回戦で対戦している。この時は11-0、5回コールドで鹿屋中央の完勝だったが、この日は序盤から接戦の展開になった。
先制したのは鹿屋中央。3回裏、一死一塁から一走・宮里 誠也(3年)が二盗、三盗を決め、三塁悪送球となる間に先制のホームを踏んだ。
5回表、加治木工は先頭の6番・雪松 大誠(2年)がセンターオーバー二塁打で出塁し、7番・堀ノ内 幹太(3年)のライト前タイムリーで同点に追いついた。
その裏、鹿屋中央は死球で出塁した1番・宮里が二盗を決め、送りバントで三塁に進み、3番・峯山 叶聖(3年)のセンター前タイムリーで再び勝ち越し。得意の足攻を得点に生かした。
6回は二死から8番・園田 昂希(2年)のライトオーバー三塁打、9番・今釜 陸(2年)がライト前タイムリー、7回は5番・小園幸生(3年)の犠牲フライ、8回は相手のエラーと5回以降毎回得点で点差を広げた。
先発のエース峯山は6回以降は追加点を許さず、1失点で完投勝利。第2シード鹿屋中央が春に続いて加治木工の挑戦を退けた。
(文=政 純一郎)