ふじみ野vs所沢西
初回から打線奮起!ふじみ野が踏ん張り公式戦初白星!
4回表、右前適時打を放つ3番・阿部(ふじみ野)
10日、埼玉では春季地区大会が開幕。[stadium]所沢航空記念公園野球場[/stadium]の開幕ゲームとなった西部地区予選の1回戦、ふじみ野対所沢西の一戦はふじみ野が8対6で振り切り、初戦突破を決めた。
ふじみ野は初回に先頭の中村 雅輝の二塁打を皮切りに5安打を集め3点を先取する。その後、4回にも2点を奪い5対0とリードを広げた。
このままふじみ野優位で試合が進むと思われたが、投手陣が苦しんだ。5回に先発の瓜生田 良がつかまり二番手・臼田 将吾にスイッチ。この回は最小失点に抑えるも、6回のマウンドでは3連続四球とバランスを崩し、2失点を喫した。流れが傾きかけたが、なんとか踏ん張りリードを保つことができた。
今年のチームについて主将の森田 元幹は「投手陣が豊富なので、崩れても次に託すことができます」とこの日は、瓜生田 良、臼田 将吾、阿部 飛雄馬の3投手が登板。経験不足が不安要素だったが、実戦のマウンドを経験することができ収穫はあった。
打線は下位打線もつながりを見せ、13安打8得点とゲームの主導権を握ることができた。主将の森田に快音はなかったものの、「ストレートはしっかり振ることができました」と2本のセンターフライは両軍合わせたこの試合の出場選手の中で一番力強いスイングでコンタクトすることができていた。次戦の代表決定戦では主将の打棒にも期待がかかる。
指揮官の髙橋 良監督も「冬は活動自粛が続いた中で、練習が全くできていなかったのでなんとか1勝できてほっとしています。勝った経験があまりない子達なので」と新チーム公式戦初白星に安堵の表情で語った。
次戦の代表決定戦は所沢北と対戦する。直近では2019年秋に県大会出場。しかし県立浦和を相手に1対5で敗れ初戦敗退を喫した。森田主将は「先輩たちが成しえなかった『県大会1勝』が目標です。どんな内容であれ勝てるように準備していきたいです」と力強く答え、次戦に標準を定める。
(取材=藤木 拓弥)