美里工vs浦添工
投打で上回る美里工が順当勝ちで二回戦へ
美里工・大石根
新一年生だけで40名を越える美里工と、部員全員が9人の浦添工。浦添工にとっては厳しい戦いが予想されたが、美里工が力で浦添工をねじ伏せ二回戦へコマを進めた。
本塁打2本を含む6長打とパワーを見せつけた美里工
美里工は初回、四球の走者を送り一死二塁とすると3番バートン・ジャスティン勝利が挨拶代わりの三塁打をセンターの奥へ運び先制する。次打者が四球を選ぶと5番津波古朝陽がレフトへ高々と打ち上げる犠牲フライで加点。さらに6番伊藝健人がレフト前へ運び3点をボードに刻んだ。
2回にも相手のエラーで得点した美里工は3回、4回と無得点。「ずっと実戦が出来ていない中で初戦の固さというのはしょうがないけど、向こうが9人ながら素晴らしい粘りを見せたのが素晴らしい。」と、ギリギリの人数で立ち向かう浦添工を褒め称えた美里工神谷監督。
しかしナインは5回、疲れで球威が衰えた相手投手を攻めバートン・ジャスティン勝利の二塁打をきっかけに4安打を集め4点を奪うと、6回には4番大石根励氏のレフトスタンドへの3ランホームランを含む3本の長打で5点を加えコールド勝ち。
4回、5回と登板したエース山城竜輝が1安打ピッチング。このゲームの勝利後、次戦で戦うこととなった興南を相手に良い状態で望めそうな会心の運びの美里工であった。
(文=當山雅通)