東京学館船橋vs東葉
東京学館船橋が1回戦を突破!東葉は三度のチャンスを活かせず
粘りの投球を見せた松永(東京学館船橋)
第100回全国高校野球選手権も閉幕し、来年の選抜[stadium]甲子園[/stadium]に向けた動きが本格的になってきた。秋季千葉県大会の第2地区では、1回戦で東京学館船橋と東葉が激突した。
まず先制したのは東京学館船橋だった。4回裏、一死後からヒットや四死球で満塁のチャンスを作ると、8番・須藤がライト前タイムリーヒットを放って1点を先制する。さらに後半戦に入った6回裏、二死二塁と再び得点圏にランナーを置いた場面で、9番・松永が左中間を破るタイムリースリーベースヒットを放ち、さらに1点を追加することに成功した。
その後、7回裏にも1点を追加した東京学館船橋は、3対0と着実にリードを広げて東葉を追い込んでいく。
劣勢に立たされた東葉は8回表、2番・田中のツーベースから一死三塁のチャンスを作ると、4番・飯田がライト前へタイムリーを放ち、ようやく1点を返す。ここから追い上げていきたい場面であったが、その後は5番・佐名がダブルプレーに打ち取られて追加点を挙げることが出来ない。
結局試合はそのまま3対1で東京学館船橋が勝利し、2回戦進出を決めた。
東京学館船橋は、先発の松永が3回に一死一、三塁、4回には無死満塁、さらには7回にも二死満塁と再三にわたってピンチを背負ったが、粘りの投球でホームには帰さず、8回を9安打1失点というピッチングを見せた。
一方、敗れた東葉は、3度の得点チャンスを活かすことが出来ずに、東京学館船橋に勢いを与えてしまった。
勝った東京学館船橋は、次戦は25日に船橋芝山と対戦する。この試合で見せた粘りの野球を、次の試合でも見せることが出来るか注目だ。
(記事・栗崎 祐太朗)