崇徳vs英数学館
崇徳がコールド勝ちで3回戦へ!
好リリーフを見せた塩山滉介(崇徳)
昨晩降り続いた雨も止み、時折日差しが差し込む[stadium]東広島アクアスタジアム[/stadium]。徐々に気温も上昇するなか、2回戦の熱戦が行われた。第1試合を戦うのは、この試合が今大会初戦となる英数学館と昨日1回戦を勝ち上がり、連戦となる崇徳。
先攻・英数学館、後攻・崇徳。先発は英数学館がエース・岡山 暖、崇徳が背番号13の大野 柾。
1回表、一死満塁のチャンスを作った英数学館が5番・戸田 圭亮の犠飛で先制に成功。
追う展開となった崇徳は、直後の1回裏、4番・森島 祐介の適時打で同点に。主砲の一打で、すぐさま試合を振り出しに戻す。
2回裏にも崇徳打線が繋がりを見せる。一死二塁で打席に向かった8番黒岩 瑞己が三塁線を破る痛烈な適時打を放ち、勝ち越しに成功。続いて打席に入った9番・塩山 滉介も適時打。試合開始早々にリリーフとしてマウンドに上がったエースが自らを助ける一打を放つ。更に二死満塁と攻め込み、4番・森島 祐介が押し出し四球、5番・中川 貴翔が中前打を放ち、二者生還。この回計5点を奪い、試合の主導権を握る。
追いかける英数学館は3回表、二死二塁のチャンスで5番・戸田 圭亮が中前適時打。頼れる主砲がこの試合2打点目を上げる。
点差を縮められた崇徳は5回裏にスクイズで1点、7回裏にも5番・中川 貴翔が右中間を深々と破る三塁打を放ち無死三塁のチャンスメイク。続く打者がセンターに放ったややライナー気味の打球で、躊躇なくタッチアップを敢行。好走塁で8点目を奪う。
続く8回裏に3番・玉木 貴大が適時三塁打を放ち、コールド成立。崇徳が10安打9得点の猛攻で3回戦進出を決めた。
連投の影響を感じさせない好リリーフを見せた塩山 滉介中心とした守り、二塁後方にしぶとく落とす中前打、意表をつくセーフティ、完璧な当たりでの三塁打とそれぞれ違う形の安打を放つ固め打ちを見せた5番・中川 貴翔が光った攻撃と、攻守が存分に噛み合った。
21日に行われる3回戦では広島新庄と対戦。「夏に強い」両校による一戦に注目だ。
(取材・写真= 井上 幸太)