神村学園vs鶴崎工
神村学園が投打で圧倒!5回コールドでベスト8へ
神村学園は2回に一番・角颯真外野手(2年)のタイムリー二塁打や二番・金城 伶於内野手(2年)のスクイズなどで3点を先制。続く3回には二死から七番・福島 恵介外野手(2年)のタイムリーから打線が繋がり、打者11人の猛攻で一挙7点を奪いコールドゲームの展開へと持ち込んだ。
投げてはエース・中里 琉星投手(2年)は、1回に一死満塁のピンチをダブルプレーで凌ぐと、2回以降は安定感のあるピッチング。12点差がついた5回は背番号11の河野 裕貴投手(2年)がリリーフし1イニングを無失点。わずか1時間13分の5回コールドで25日の準々決勝進出を決めた。
夏の甲子園も経験したエース・中里は新チームでは主将も任されている。「今年は主将タイプの選手がいなかったんですよね」と小田 大介監督は新チーム結成時に悩んだことを明かす。その中で小学校と中学校で主将を経験してきた中里に任務を託した。サポートする副主将の金城と羽月 隆太郎(2年)を含め、「3人でまとめていきたい」と来年へ向けたチーム作りの構想を話した。鹿児島大会では初戦の川内戦で自打球が顔面に当たり、右頬骨を陥没骨折。手術をするかどうか考えた末に「九州大会に間に合わせたかった」と手術をしないで自然治癒をする選択をした。
ダブルエースと期待された俵森 大輔(2年)は肘の手術をしたとのことで今大会はメンバー外。この日もスタンドで腕を固定しながら応援する姿があった。「俵森を春の甲子園に連れていきたい」と話した主将・中里。興南と東筑の勝者と対戦する準々決勝はどちらが来ても夏の甲子園出場校同士の対決になる。
(文・写真=松倉 雄太)
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