多摩大目黒vs駒場学園
多摩大目黒打線が爆発!都大会進出を決める!
3番・濱崎達郎(多摩大目黒)
朝方まで強い雨が降った影響で、各地で試合の中止や日程変更が相次ぐ中、人工芝が敷かれている[stadium]佼成学園グランド[/stadium]は、ベース回りの整備だけを行い、無事開催にこぎ着けることが出来た。
肌寒く、どんよりとした曇り空の中、都大会出場を懸けた試合は始まった。
試合が動いたのは2回裏。二死一、二塁から8番鏑木のレフト前ヒットで多摩大目黒が先制。さらに3回裏、二死二、三塁から4番田部のレフト前ヒットでさらに1点を追加し、多摩大目黒が試合の流れを掴んだ。4回には、相手のエラーにつけ込み1点を追加すると、さらに二死満塁から3番濱崎に左中間への走者一掃のツーベースヒットが飛び出し、6対0と点差を一気に突き放した。
多摩大目黒の先発・佐敷は、ランナーを背負っても決定打は許さない粘りの投球で、スコアボードに「0」を並べていった。「今日の投球は70点」と試合後に語ったが、6回を投げて無失点の好投を見せた。
駒場学園は、2回に満塁のチャンスを作ったが得点を奪うことが出来ず、その後も多摩大目黒の先発・佐敷を打ち崩すことが出来なかった。先発の清水も3回以降は多摩大目黒打線に掴まり、10失点を喫した。
多摩大目黒はその後も、着実に追加点を積み重ねて、6回裏に6番鳶巣のサード強襲ヒットで10対0として、サヨナラコールド勝ちで都大会への出場を決めた。
試合後、多摩大目黒の真弓監督は、「本当に出来すぎ。接戦になると予想していたが、前半よく守れたので流れがウチに来た。多少は褒めてもいいのかなと思う。」と選手達をねぎらった。都大会出場を決めたことについて聞かれると、「本戦に出場するのは7年ぶり。そのときはシードを獲れなかったので狙っていきたい。最大の目標は、夏に敗れた二松学舎大付に勝つこと。」と熱く語った。
(文=編集部)
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