中部商vs開邦
4番目の打者が、真の4番らしくなった
4番打者として活躍を見せた與古田 行弥(中部商)
「チームにとって彼は4番”目”の打者。ですが、今日は良いところで打ってたし、4番目じゃなく”4番打者”としての風格はあったかな。」とは平良監督。走者を置いてしっかり打点を挙げた中部商の4番與古田 行弥(よこだ・ゆきや)をはじめ、3打点を稼いだ仲田憲汰、町田優気、松門英二の3人など、第2シードの格の違いを見せつけた試合となった。
1回裏、ヒットとエラー、ワイルドピッチで三塁へ進み2番仲田憲汰のタイムリーで先制。その後、與古田行弥がライトへ二塁打を放ち2点目を刻んだ中部商。2回にはワイルドピッチと仲田憲汰の犠飛で得点を重ねた。
3回は打者11人を送り7点。4回にも手を緩めず2本の長打を含む6安打を集め、3回と同じく7点を入れた。ベンチメンバー20人中18人が出場。出なかったのはダブルエースの中濱太洋と山城郁也のみで、公式戦の試合という中で、試したいことは全てやれたという満足はあっただろう。しかしここからが彼らの本番。
この勝利を完全にリセットし、2回戦でもっと緻密な野球を見せることが出来るかどうか。前田敬太らが成し遂げた3年前の優勝を再び手繰り寄せられるかどうかは、そこにかかっている。
(文=當山 雅通)
注目記事
・2017年秋季大会 特設ページ