錦城vs都立荒川商
両軍合わせて22安打の激闘!錦城が点の取り合いを制す!
羽田選手(錦城)
9月9日、秋季東京都高校野球大会が開幕し、第16ブロックでは錦城と都立荒川商が激突した。試合は、激しい点の取り合いの末、13対8で錦城が勝利した。
錦城は3回、5本のヒットを集めら4点のビハインドを背負ってしまうが、その裏、相手のミスから2点を返すと、その後5番小松のスクイズで1点差。さらには、7番松永の犠牲フライですぐさま4点を返す。さらに4回には、3番羽田がライトへの2点タイムリーツーベースを放って逆転に成功する。その後、5番小松の犠牲フライでさらに1点を追加するなど、完全に勢いに乗ったかに見えた。
しかし、都立荒川商がここから脅威的な追い上げを見せる。3点ビハインドの5回表、一死一、二塁のチャンスを作ると、5番今泉のライトオーバーのツーベースで1点差。さらには、7番本村タイムリーヒット、8番星野がスクイズを決めて、8対7と再び都立荒川商がリードする展開となった。
だが、簡単には諦めない「底力」は錦城打線の方が上だった。6回、一死一二塁のチャンスから、1番則末が右中間へタイムリーツーベースヒットを放って再び逆転。その後も打線が繋がり、この回一気に6点を奪う猛攻を見せ、追い上げる都立荒川商を完全に振り切ることに成功した。
錦城の先発松永は、10安打を浴びながらも我慢の投球で9回を投げきった。球数は148球にものぼり、球威が落ちてきたところでビックイニングも作られたが、最後まで粘り強く投げ切った。
(文=編集部)
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