旭農業vs小見川
旭農がサヨナラ勝利!
好投を見せた中井拓夢(旭農)
旭農が延長10回に及ぶ熱戦を制し、代表決定戦へ進出した。先発・中井拓夢(2年)は背番号6をつけているように、もともと内野手。中井は「僕は打たせて取る投手。とにかく低めに投げてゴロを打たせていることを意識しています」と語るように、無欲に低めにどんどんと投げ込んでいく。小見川打線を打たせていった。慣れない先発に、最初は「肩があまり回らず、最初は苦しかったのですが、徐々に調子が上がっていきました」と振り返るように、終盤以降から安定感あるピッチングを見せた。
しかし、打線の援護はなく、0対0のまま延長戦へ突入。最後はバッテリーミスでサヨナラ。完封勝利で代表決定戦に進出した。
旭農はこの夏、1,2年生が14人ベンチ入りしており、戦いぶりを見ても落ち着いている。その中で吉田純明監督が投打の柱として期待するのが、行方 颯(2年)だ。投手として135キロを計測するという。この日はショートだったが、観ていても身のこなしが実に良い。1つ1つの所作から、センスの高さを実感させる。打撃は当てる能力は高い。本人が上のステージでやりたいと思う意欲が出てくれば、絶対に変わる選手だと思う。
次の相手は銚子商。選手も、スタッフも戦える手ごたえを掴んでいる。
(写真・河嶋 宗一)
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