松本深志vs岡谷南
松本深志が延長で粘る岡谷南を振り切る
12回、松本深志・北原が勝ち越し打
逃げる松本深志、追う岡谷南の展開は延長にもつれ込み、12回、3点を勝ち越した深志が粘る岡谷南を13対11で振り切った。
岡谷南は先発エースの左横手山田 浩輝が初回から乱調。2死後、3番小林絃にセンターフェンス直撃の2塁打を浴び、4番金井 翔吾に右前打されて先制を許すと、さらに4連続四死球で3失点。2回にもヒット3本で1点を失い、右の山岸 勇摩に途中交代した。岡谷南は3回、2死一、二塁から2番瀧田 圭吾の2点適時二塁打で反撃。その後も両チーム、取っては取られる展開の中、深志は9回表、2番高山 起主将、3番小林絃の連続適時打で3点を奪い、10対5とリードを広げた。
しかし粘る岡谷南はその裏、3番大島 稜平の2点適時打で3点差に迫ると、2死一、二塁から5番那須野 竜太がレフトスタンドに起死回生の3ランを放ち、土壇場でゲームは振り出しに戻した。
延長戦は、深志は6回からリリーフの小林綾、岡谷南は4回からリリーフの那須野が双方譲らず12回に突入。その表、松本深志は6番小林綾、7番北原 拓和泉の連続長打で勝ち越すと、スクイズ、1番新井 智也の適時打で3点のリードを奪った。岡谷南はその裏、先頭の6番樋口 翔哉が二塁打で出塁し7番前野 達哉の適時打で2点差。さらに1死二、三塁と攻めたが、小林綾が連続三振を奪って激闘に終止符を打った。
両軍合わせ32安打、四死球17の荒れたゲームとなったが、互いに打席での高い集中力と鍛えられた守備が目を引いた。
(写真・文=小池 剛)
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