世田谷学園vs正則
世田谷学園、タイブレーク突入でサヨナラ勝利!
決勝打を放った7番・近藤竜太郎( 世田谷学園)
満開の桜に囲まれた[stadium]駒沢野球場[/stadium]だったが、第2試合目には冷え込んだ気候の中でも、まさに手に汗握る展開で観客を沸かせる長期戦となった。
世田谷学園は前回の第19ブロック一次予選で、聖徳学園に8回からの逆転で勝利を収めているが、今回の試合も世田谷学園の粘り強い追い上げで正則との長期戦を制し、本大会第1回戦を勝利で収めることとなった。
まず先制点を得たのは正則。2回表に無死満塁の場面を作ると、8番木村優寿(2年)が中適時打を放ち1点、更にその後も満塁のチャンスを得て1番片山郁海(3年)の中前適時打で、その回一気に3点を与えてしまう。
その裏に世田谷学園は1点を返し1対3とするが、その後両チーム共無得点のまま、守り合いが続く。
世田谷学園打線が動き出したのは8回裏。二死一塁の場面から7番近藤竜太郎(3年)が左適時打を放ち二死一、二塁とチャンスを広げ、続く8番高見澤泰地(3年)の中前適時打で、世田谷学園はようやく2点目を得ると、1点差の9回裏。世田谷学園は一死から走者二塁のチャンスを作り、3番玉田勇気(3年)が中三塁打を放ち、ついに同点に追いつく。試合は延長戦へ。
3対3で迎えた延長10回表。正則は先頭の3番大西柊(2年)が右中間へ打球を放ち三塁まで塁を進めると、続く2番関根光司(3年)の犠飛で勝ち越しに成功すると、そして次の打者5番熊谷泰宏(3年)が左翼を越えるソロ本塁打を放ち、2点差をつけて正則の攻撃が終える。
しかし世田谷学園は持ち前の粘り強さでその裏2点を返し再び同点とする。
13回まで両チーム共譲らない戦いが繰り広げられ、ついにタイブレーク規定が適用。タイブレークになりながらもお互いの守り合いが続いたが、14回裏、世田谷学園7番近藤竜太郎(3年)の左中間二塁打が決勝打となり、6対5で世田谷学園が長期戦をモノにした。
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