富島vs宮崎第一
「攻・守」ともに堅実かつ積極性光る富島が快進撃!
【両チームここまでの戦績】
打撃で魅せた黒木隆(富島)
富島は2回に3番黒木隆の右越適時三塁打で2点、3回にワイルドピッチから1点、5回にも2番森川の左前適時打・3番黒木隆の中前適時打で2点を追加。各打者が、粘り強く、コースに逆らわないシャープなスイングで広角に弾き返して14安打。前半で試合を決めた。
超ファインプレーでピンチを救った疋田(富島)
投げては、黒木彰-黒木康-河野-吉田の4投手が登板。四球からリズムを崩してタイムリーを浴びた投手もいたが、レフト疋田の超ファインプレー(ダイビングキャッチ)が飛び出すなど、2併殺を含む堅い守りで傷口を広げることなく逃げ切った。
富島は、今秋季大会(第135回九州地区高等学校野球大会宮崎県予選)では、1年生中心チームながら、九州大会に出場した延岡学園を苦しめる健闘をみせただけあって、個々の能力+チーム力が秀でている。
【参照】[3回戦]延岡学園4×-3富島(9回サヨナラ)
同じく、現チーム(2年生含)で主力の1年生選手を擁する都城と、県1年生大会の優勝をかけて、16日決勝を戦う。
多くの県外出身選手を擁する私立都城と、地元選手のみでチームを創りあげている県立富島。果たして、どのような決勝が待っているのか、楽しみだ。
■富島・濵田登監督
「最後は怒ることもあったが、予選から好投手を相手に打ててきている。決勝は1点勝負になるだろう。うちは、地産選手(県内・県北地区出身選手のみ)の県立校なので頑張ります。」
■富島・4番木村天響捕手
「もっと楽に勝ちたかったが、序盤のリードで油断してしまった。都城はバッテリーがいいので、負けたくない。」
(写真・文=三角 竜之)